Health & Happiness Academy
“ 脂肪燃焼について”

“ 脂肪燃焼について”

 こんにちは。作家、フィットネス、ヨガインストラクターのドナルド涼子です。
 今日のトピックスは、“ 脂肪燃焼について”

⒈ 筋肉は脂肪の3倍の重さがある!
 これは、実例;私は身長157㎝、体重が56㎏。私のクライアントさんは運動を一切しない、同い年、同じ背丈の女性で体重が45㎏。しかし、11㎏体重が重い私のウエストが彼女より3cm も小さいことを彼女に教えました。彼女は、このことにショックを受けて、その後、私の指導のもと、運動を始め、今では引き締まったボディを手に入れました。これは、いわゆる“ スキニーファット” と俗に言われる状況です。特に女性は、中年になると筋肉量、骨量が下がり、代謝が落ち、下っ腹がポッコリという悩みを持った方が多く、私のところに相談にやってきます。私達の体は、骨、脂肪、筋肉そして血、水分その他からなっています。健康的減量=体脂肪を落とし筋肉をキープすること=見た目だけではなく、動けて病気になりづらい体づくり。
 また、生理時、外食などで塩分を多く取ると、むくみなどで体重は左右されます。減量をすると決めたあなたは、まず日々の体重にあまり執着せず、体脂肪とスリーサイズを測り、高塩分、脂肪、糖分を避けた食生活へと見直しをする必要があります。

⒉ “ すぐに、楽に、痩せるダイエット法” のほとんどがウソです。
 大概のダイエット商品は、水分が減ったり、宿便が出たりして、あたかも体重が減ったように思えるだけ。サウナなどで激しく汗をかくことを薦めるダイエットも同じ。水を飲んだらすぐに元の体重へ戻り、下手をすると厳しい暑さや運動から、ストレスホルモンを刺激し、体が余計に太りやすくなる、という思わしくない悪循環を作ってしまうこともあります。また、偏ったダイエットやサプリも、長期、健康的な体づくりの視点では、私はクライアントさんには薦めません。なぜなら、無理なダイエットは、食べたいことを我慢するストレスや、その後の過剰な食欲を作り、リバウンドを引き起こすからです。
脂肪燃焼の大事な事実は、 食べる量―活動量―基礎代謝(筋肉量、年齢、性別により変わる)= 体脂肪減少です。
 体脂肪(水分でも筋肉量でもない) 1kg を落としたい場合は、運動もしくは食事で、約7,200 カロリーを消費しなければいけません。それ以上でも以下でもない、これが事実です。例えば、ジョギングの1時間の消費カロリーはおおよそ500 カロリー程度、 簡単に計算しても、毎日1時間みっちり運動しなければ、2 週間で1kgの脂肪燃焼はできません。毎日、1時間運動するのは、人によってはスケジュール的に大変です。
 ですから、長く続けていける脂肪の減少のためには、食事と運動の両方を考慮する必要性があります。

⒊ 脂肪燃焼にお勧めな有酸素運動について。
 有酸素運動は、呼吸器、心臓機能の向上、また運動すると幸せホルモンが出ますから、ストレス発散にもお勧めです。では、どんな有酸素運動がいいか? それは、あなたが、もしジョギングが好きで、関節に問題がないのであれば、それも良し。でも、私のように中年を過ぎた方で、腰や膝の痛みなどがある方には、バイクや坂道をパワーウォークなどで、関節に負担がかからない方法がいいです。脂肪燃焼の目安は、息が少し切れても会話が続けられる程度、汗がジワリと出て、苦しいというよりは、気分よく続けられる程度が、脂肪燃焼のパーフェクトゾーン。初心者の方は、週に2、3 回、20 分から始めてみて、調子を見ながら徐々に時間を増やしていってください。
 ただ、ここで一番大事なのは、有酸素運動で消費するカロリーは、前述のとおり、思ったより少ないです。ですから、脂肪燃焼の大前提は、食生活の改善、そして筋肉量を増やし、代謝を上げることなど統合的にやっていく必要があります。  ということで、次回は、脂肪燃焼しやすい食生活についてもっと詳しくお話ししますね。

ドナルド涼子
 作家、フィットネス、ヨガインストラクター 愛知県出身、48 歳。デブ、根暗女子だった彼女は、33 歳の時にフィットネスと出会ったことで、彼女の人生は大きく変わる。鬱病、摂食障害、対人恐怖症などの様々な精神的、そして肉体的な問題を体験。克服できたのは、健康な食べ物を食べ、適量な運動をし、毎日瞑想をする習慣を学んでからだと彼女は考える。著書『心も体もブスだった私の話』
www.ryokodonald.com  info@ryokodonald.com 

 


こんな記事も読まれてます。