自分が接種する「ワクチン」を選ぶことができるかどうか?

カナダでは「4種類」のワクチンが承認されています。
ファイザー製モデルナ製ジョンソンエンドジョンソン製、そしてヨーロッパ地区で使用禁止が出ている「アストラゼネカ製」です。

ファイザー製のものは「マイナス80℃」程度で、また、モデルナ製は「マイナス20℃」でそれぞれ保管する必要があります。さらにともに「2回接種」が必要で使い勝手がやや悪いようです。(モデルナには改良型のワクチンを開発中)ですが、ここに来てジョンソンエンドジョンソンがワクチンを開発し、やや接種効果が2社よりも低いものの、「1回接種」で済み、保存も通常のやり方でOKというワクチンが登場しました。残るワクチンでアストラゼネカ製のには、皆さんも既にご存知のように残念ながら「血栓」ができるなどの報道で使用禁止の国がヨーロッパで出てきています。

ワクチン接種を受ける者として、できれば「より安全なワクチン」を接種したいものですよね?

果たして、ワクチンを選ぶことができるんでしょうか?

答えは、残念ながら「NO」です。

BC Centre for Disease Control (BCCDC)によれば、BC州のワクチン接種計画「Phase 2」に含まれる人には、ファイザーまたはモデルナのワクチンを接種することになり、「選択することはできない」としています。ただ、どちらのワクチンを接種したかの告知されるとのことです。

なお、アストラゼネカとジョンソン&ジョンソンのワクチンは先に述べたように保管が簡単なため、これらのワクチンはコミュニティでの使用となります。(likely being administered to essential workplaces where people can’t work from home,and also being  designated for primary use in work settings where there have been outbreaks)

アストラゼネカ製ワクチンへのカナダ政府の対応

Trudeau首相は15日、新型コロナウイルスワクチンについて、英アストラゼネカ製を含め「国内で承認された全てのワクチンが安全で効果的であることを保健省が確認している」と述べ、安心して接種を受けるよう呼び掛けた。
 
カナダで使用されているのは、アストラ社からのライセンス契約に基づきインドのセラム・インスティテュート・オブ・インディアが製造したワクチン。欧州で問題になっているものと成分は同じだが、製造環境が異なるという「理由」を挙げています。

Can I choose which COVID-19 vaccine I get?


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