一献献上Vol.40
新年あけましておめでとうございます。

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新年あけましておめでとうございます。
 新しい年号・令和になって初めてのお正月を迎えました。読者の皆様にとって素晴らしい年になりますよう心よりお祈りしています。
 『一献献上』の日本酒コラムもこの新年号で40回目の連載となりました。これまで継続できたことは望外の喜びです。皆様に心から厚く御礼を申し上げます。

ご馳走とは
 「あらたまの 年の若水くむ今朝は そぞろにものの嬉しかりけり」 元旦の朝、心新たに清らかな若水(元旦に初めて汲む水、初水)を汲む時、何とはなしに心嬉しい気持ちが湧き上がると詠んだ樋口一葉の短歌です。古来、その年の新米で造った新酒と若水で清めた食物を神棚に供え、神様と共に「ご馳走」をいただき、お祝いをしてきました。私が子供の頃、お正月に親類縁者など見知ぬ年配のおじさんやおばさん達が来て、家は賑やかで、母に料理や燗酒を来客に運ぶように言われたのを記憶しています。
 正月を祝う御節料理やお雑煮などの「ご馳走」ですが、この言葉の由来をご存じですか?
 その昔、七里継宿といって、1日に人が歩いて移動できる距離は七里(28km)と言われていました。街道沿いには七里ごとに宿場町が形成されており、この距離が人々の普段の生活圏とされてきたわけですが、その七里を超え、馬を走らせて奔走し、懸命に集めた食材で来客を「持て成す」食事やその心からの行為を「ご馳走」と呼ぶようになったそうです。
 今年のお正月、心を込めたご馳走で大切な人をお迎えになりましたか? 贅沢な食材を使ってもてなすことが本当のご馳走だとは思いません。大切なのは、お客様をお迎えする真っ直ぐな心根、つまり「おもてなしの心」ではないでしょうか。
 新年の朝、杜氏は若い蔵人達を前に、寒の入りから始まる「大吟醸酒」造りの始まりを告げます。酒蔵は早朝から蔵人達の威勢の良い掛け声と酒米からの蒸気で一気に活気づきます。寒造りはこれからが本番です。では新しい年の始まりに一献献上!


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