一献献上Vol.36
暑中お見舞い申し上げます。

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8月・暑中お見舞い
鬱陶しい梅雨も明け、季節の節目と言える土用の丑の日(7月28日)が過ぎ、秋の気配立つ「立秋(8月8日)」を迎える頃になりました。「立秋」を過ぎれば暦上では残暑になります。この時期ちょっとした心添えで便りを送る暑中見舞いや残暑見舞いという習慣が日本にはありますね。日本語には「慮る」という言葉もあります。相手のことを思い、優しく気遣う「心根」のことで、「おもい・はかる」という意味です。夏の「暑中・残暑見舞い」はそんな優しい心根で綴る便りなのです。

麹米(こうじまい)とは
 日本酒の原材料「酒米」について以前お話ししましたが、麹米、酒母米、そして掛米の3つについて説明をしておかないといけません。「麹米」とは、日本酒を醸造する最初の工程で、米麹の元になる原料、白米のことを指します。蒸した麹米を麹室と呼ばれる部屋の中で麹菌を振り掛け、麹菌を繁殖させて米麹を造っていきます。酒造りに使用する米全体の約20%を麹米として使用します。

酒母米(もとまい)とは
 米と水、麹、酵母、乳酸を混ぜて培養したものを酒母と呼びますが、この酒母を造る時に使用される米が「酒母米」です。酒母は発酵が進んでいくと、醪になります。酒母造りに使われる米は、全体の約10%です。

掛米(かけまい)とは
 醪を仕込む際に加えるお米を「掛米」と呼びます。掛米は発酵中の醪の中に投入されますが、掛米には大量の米が必要で、日本酒造りで使われる米の約70%が掛米として使用されます。酒米に含まれる「心白」には多くのでんぷん質が含まれますが、そのでんぷん質が糖に変化し、アルコールと炭酸ガスが生み出され、日本酒が醸されるのです。つまり、日本酒醸造工程が進んで行く中で、「お米」が日本酒全体の酒質に大きく影響していくことになるわけです。

 この猛暑の中、遠くにいる大切な人を想い、心を込めて季節の便りを綴ります。

皆さんも大切な人を思い、暑中見舞いを一筆したためてはいかがでしょうか? 大切な人の笑顔に一献献上!


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