英語教師への道  その6

 私は今、公立中学校の1 年生と2 年生に英語を教えている。宿題を確認をして、未提出者に指導をし、居残りや部活動に時間を費やし、生徒が帰宅してから教材研究に取り組む。毎日の残業は当たり前、休日も使わないと間に合わないこともしばしば。仮に仕事が終わっていても、平素の疲れから回復するのに数日を要する。そしたらまた月曜日が来て、宿題をみる。繰り返し。自分で選んだこととはいえ、一体何をしてるのだろうと思う日もある。土日も返上して部活指導に取り組む先生達には、そのパワーと情熱に頭が上がらない。
 この生活もそろそろ1 年、私も少しだけ気づいたことがある。それは、結局子供がかわいいということ。はがゆいのも生徒達。でも、元気をもらうのも、いつも生徒達からなのだ。何気ない一言だったり、一生懸命努力する姿だったり、彼らのエネルギーが私の力になる。 だから毎日なんとかやれている。多分これがやりがいというものなんだと思う。
 昨年、教員採用試験に合格し、来年度から正式な教諭として教壇に立つこととなりました。果たしてどんな1 年になることやら、一握りの期待と、抱えきれない不安でいっぱいです。長年の目標が実現し、実行する時がきました。ここまで『バリスタへの道』『ワークパーミットへの道』、そして『英語教師までの道』と、拙い文章ながら、自身の経験を表現する場を与えていただき本当にありがとうございました。新しい挑戦に臨む時、またここに記録することができれば幸いです。
 See you in a bit!


Yuka

英語とカフェが好きで、コーヒーの街・バンクーバーにワーホリしにやってきました。趣味は写真を撮りに散歩すること。日々英語と仕事に奮闘中。

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