『New Brunswick州』に広がる「奇病」

以前カナダの東側に位置するNew Brunswick州(人口80万ほどの小さな州)に今、ヤコブ病の症状に似た「奇病」(Neurological Syndrome of Unknown CauseとNew Brunswick州Public Healthはしています)がはやっている、とお伝えしました。

👉この病気にかかると、けいれん、記憶喪失、幻覚、および極度の体重減が見られる症状がでます。

2013年から2020年の間に48例が報告されていました。ただ、当時これを報道し、今はもうこの病気はなくなったのではと思っていたところ、実はなくなるどころが、逆に増えているとGurdian紙が伝えています。

当州のVitalité  Health Networkからの内部告発によれば「2022年1月までにこの「謎の奇病」の疑わしい症例が150人近くあり、発症した人の年齢層は18歳~85歳、症状は非常に速く『進化』しているように見え、本当に心配している」とGurdian紙が伝えています

New Brunswick州当局によって、この「奇病」の原因は何かと、藍藻、甲殻類の毒性、慢性消耗病、または有毒な除草剤など、病気を引き起こしている可能性のあるいくつかの環境要因を調査されたようですが、どの調査も行き詰まり、New Brunswick州公衆衛生ウェブサイトの症例データは2021年5月以降更新されていないという報告があがっています。また、この奇病を先のサイトで調べてみると『Neurological Syndrome of Unknown Cause』とされ、原因不明で病名もついていないようです。

コロナ禍の中、人口80万弱の小さな州で起こっているこの「奇病」に150名近い人が疑わしい症状を発症しているとのニュースに、New Brunswick州にお住まいの皆さんは、オミクロン株やこの「奇病」に見舞われ不安な生活を送られていのではと、心中お察しするとともに皆さんの健康を願わずにはおられません。


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