●「ババンババンバンバン〜♪」●
このタイトルを読まれて「いっい湯だなぁ〜」と連想してくださった方は、きっと私と同じ頃の昭和生まれさんですね。
最近の寒さもあって我が家の子供達は湯船に長く浸かっていたがるのですが、いつも思うことがあります。「日本のように、お風呂に洗い場があったらどんなに便利で快適だろう」と。カナダと日本との子育ての違いを考えた時、これは大きな違いの1つではないでしょうか。
コンドに住んでいた時は、バスタブ右端の上にシャワーが設置されており、現在の住まいはバスタブの横に扉がついていて独立したシャワールームが設置されている作りです。バスタブにお湯を張り、湯船を作り、そこへ子供達を入れ、洗って流してをしているのですが、毎回色々な玩具を持ち込み湯船で遊ぶため、お湯が床にこぼれる、漏れる、飛び散る…。拭いても拭いても濡れていて、カビが生えることを思うと、子供達にもついつい「止めなさい!」を連呼してしまいます。日本に帰国している間は、私の実家の湯船で遠慮も躊躇もなく、私の顔色を伺うこともなくジャブジャブして楽しんでいる子供達を見ると、カナダでもそうさせてあげたいのは山々なのですが、掃除が面倒が勝ってしまう母親です。
そんな中、カナダに住んでいる日本人のお友達の家に遊びに行かせていただいた時のことです。「洗い場があると便利だから、お風呂を工事して洗い場を作ったの」との発言! 見せていただくと、そこには日本でお馴染みのスタイル。バスタブ、その横に洗い場とシャワーが設置されていました。こういうことを「喉から手が出るほど欲しい」と表現するのだなと思いました。なければ作ればいい、欲しければ作ればいい。その通りなのですが、我が家の懐事情では、とても簡単には実現できない素敵なバスルームでした。いつか洗い場をと夢見ていますが、その頃には子供達もシャワーだけでいいと、お風呂に浸かることもなく、洗い場の設置は夢で終わるんだなと思うもんちっちママでした。