We Love 『クラフトビール』30
Dageraad Brewing

突然ですが、皆さんは“ ベルギービール”について、どのような印象をお持ちでしょうか? 今のようにビール銘柄に詳しくなかった昔の私は、初めてリンデマンスのフルーツビールを飲んだ時、ビールなのにジュースのような味わいとフルーティな香りに深く感動したことがありました。また特殊なビールで修道院ビール(トラピストビールやアビィビール)というのがあるのもご存じでしょうか? 修道院の敷地内の醸造所で醸造されていることや、販売は営利目的で行うことは許されず、収益は修道院のメンテナンスや運営費用に充てる、など、ある一定の基準を満たして醸造されたものだけ“トラピストビール” の呼称がつけられているそうなのです。興味深いですよね。
 そして1,000 種類以上の銘柄があると言われるベルギービールは、銘柄に合わせて使うグラスを選ぶほどのこだわりがあるそうです。トラピストビールなどに合う聖杯型グラスや、泡を大切にしたいビールを飲むときに使うチューリップ型、ホワイトやセゾンビールに合うタンブラー型、フルーツビールに合うフルート型などなど、飲みたいビールに合わせてグラスを選ぶとビールのおいしさがさらに引き立つというわけです。そんなベルギースタイルに焦点を置き、醸造しているブルワリ-が今回ご紹介するDageraad Brewing です。
 オーナーのBen さんはベルギービールに魅了され、何度も何度もベルギーを訪れたり醸造の勉強をし、何年にもわたる研究、挫折、そして懸命な努力の末、バーナビ-に自身の醸造所(2018 年にはカナダの醸造賞を受賞)を設立されました。ブルワリーの名前である「Dageraad」はベルギーのアントワープ東側にある広場、Dageraadplaats(フランドル語で「日の出広場」)にちなんで名付けたそうです。その広場では、朝からビールを片手にカフェでおしゃべりして、賑わっている光景が見られるそうです。
 私のお勧めはここの「Burnabarian」というベルギースタイルの銘柄。ブルワリーの所在地でもあるバーナビ-市にちなんで名付け、自らをも「Burnabarian」と呼んでいるのだそうです。テイスティングエリアでビールを注文すると、サーバーさんがビールを最初はゆっくり注ぎ始め、その後素早く注いでビールの泡を立たせてくれます。こうすることで、香りが出て口当たりも良くなるのだそうです。自宅でベルギービールを飲むときはぜひこの注ぎ方を試してみたいですね。
店内にはブルワリーのロゴが入ったいろんな型のグラスやグッズも売られていますので、ご自分に合ったベルギースタイルビールを見つけて、グラスと一緒に購入してみてはいかがでしょうか?


Izumi Hance

Izumi Hance

北海道帯広出身。1996 年よりカナダに移住。 お酒が3 度の飯より大好きで、美味しいものを食べることや期間問わず色んな所へ旅行をするのが趣味。 常に新しいもの、面白いもの、美味しいものを探し回っているアラフィフお気楽女。

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