We Love 『クラフト ビール』21
Container Brewing

今回ご紹介しますブルワリーはYeast(East) Vancouver とも呼ばれる、バンクーバー
東地域に昨年11 月22 日に施設をオープンしたばかりのContainer Brewing です。
 30 年以上の親友であるTerry さんとDan さんが長年の夢であったこのブルワリーを2人で共同で設立し、1 年以上かけてこのブルワリーを築いたそうです。この辺りにあるブルワリーの中では珍しく2 階建てになっており、全体で67 席あるこの施設の2 階は開放感にあふれたテイスティングルームとなっており、Simcic +Uhrich Architects 社によって設計されたのだそうです。
 ローカルのブルワリーファンなら、次に挙げるブルワリーのうち絶対1つはご存じであろう、Faculty、Strathcona、Degeraad、Brassneck、Strange Fellows などの有名ブルワリーの設計を手がけたのも、このSimcic + Uhrich Architects なんだそうです。カフェ好きな方ならご存じ、Timbertrain やThe Birds and the Beets もこの会社が手がけたそうで、確かにそう言われると、どのお店もなんとなく、雰囲気が似てる感じがしますよね。
 Container Brewing はフードにもこだわりがあるようで、私が訪れた際は、独自で作ったソーセージで、ソーセージロールを提供していました。ソーセージの味が独特でとても美味しく、ビールのお供に最高でした。

 ヘッドブリューワーのTim さんは、ヨーロッパで経験を積んでおり、彼の醸造技術とレシピのスタイルは、ニューイングランド地域での彼の経験から来ているため、メニューを見ると、ヨーロッパ系のビール品種が多めに感じられました。中でも私が今回一目置いたのが、他ではあまり見かけないグリセットビールです。
 ベルギースタイルのセゾンに似ているとよく言われますが、アルコール度が少し低めで、おとなしい味わいのビールです。セゾンが好きな方には、絶対見逃せないビールです。
 その他、カカオ豆を砕いてフレーク状にしたカカオニブを使って作られた、Seawise Giant Imperial Stout は何とも複雑で深い味わいがして、アルコール度数もビールにしてはかなり高いので、ちょっと贅沢な気分に浸りたい方へお勧めなビールです。

 また、他のブルワリーと違い、彼らのビールリストには、IBU 表示がないことに驚かされます。これは表示された数値によって、お客さんが惑わされてしまうことを避けるためなんだそうです。確かにIBU の数値が高いとすごい苦いビールを思い浮かべてしまいますが、スタッフが言うには、ホップ、酵母、麦芽のバランスによっても、苦みを強く感じたり、感じなかったりするので、単純にIBU の数値だけで苦みを判断するのは難しいと聞き、すごく納得できました。
 そのため、このブルワリーに訪れた際は、自分の好みを伝えて、ぜひお店の方のお勧めを聞いてみてください。種類もたくさんあるので、あなたに合った好みのビールを見つけてくれますよ。


Izumi Hance

Izumi Hance

北海道帯広出身。1996 年よりカナダに移住。 お酒が3 度の飯より大好きで、美味しいものを食べることや期間問わず色んな所へ旅行をするのが趣味。 常に新しいもの、面白いもの、美味しいものを探し回っているアラフォーお気楽女。

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