TOEIC シリーズの第2回では、それぞれのパートの出題形式について書きました。
今回第3回目は、初心者のための
TOEIC 攻略の4つのポイント
についてお話します。TOEIC 対策の学習を進めるのに不可欠な要素は、
2.「語 彙力」
3.「リスニング力」
4. 読解力
の4つです。
文法力
「英文法」と聞くと受験勉強を思い出し、いきなり顔をしかめる方もいらっしゃるかもしれませんが、TOEIC で試される英文法は、中学レベルの知識で十分です。
いつか例を挙げてみます と…
1. It can take a week to receive a —–. (返事をもらうのに1週間かかるだろう)
(a)respond (b) responding (c) response (d)responded .
正解は、(c) ポイントは、「a の次には”名詞”が 来る」というものです。
中学の時に 習ったあの”This is a pen.”のTOEICバー ジョンです。
2. He was not feeling well and could not —–the banquet.(彼は気分がすぐれず 宴会に出席できなかった)
(a)to attend (b)attend (c)attended (d)attending
正解は、(b) ポイントは、「助動詞”could”の後に は動詞の原形が来る」という中学英語 の”I could not go to the party.”と同じ ものです。
3. Asano foods plans to —– Amano foods next year.(アサノ食品は、アマノ食品を来年買収する予定だ)
(a)purchased (b) purchasing (c)purchases (d)purchase
正解は (d) ポイントは、「to の後には、動詞の 原形が来る」という不定詞の文です。
中学英語では、”I want to buy new jeans.” のような文で習いましたね。
語彙力
文法と並んで重要なのが語彙力、つまり英単語・熟語の知識です。
先ほどの文法力の例文で挙げた単語がTOEIC 御用達単語です。TOEIC 単語と今まで 習った単語を比べてみましょう。
意味は同じですが、フォーマルな言い回しで仕事で使える単語です。
response〈返信〉 - answer(答え)
attend〈出席する〉― go(行く)
purchase (購入する)- buy〈買う〉
今回は初級者向けに一例をあげてみました。これらをすでにご存知の方はこのように会話で使える単語とTOEIC 単語=仕事で使う単語をあわせてマスターしてください。
リスニング
私がフランスを旅行した時、大学時代 に第2言語として少しかじった私のフランス語では到底太刀打ちできず会話 はおろか聞き取りさえできませんでした。なぜなら、語彙力がなかったからです。
リスニング力をあげるには、絶 対的に単語量です。
また、「正しい発音」も大切です。先日、カフェでのやり取りのひとコマです。カナダ人と日本人の会話の中で「カレー」の話が出ていたのですが、「カレー」を英語でいうと「カリ」のように聞こえるので 「カレー」と日本語の発音の認識しかないその日本人は、「つづり」を書いてもらい辞書で調べるまで理解ができていませんでした。語彙力を増やし、正しい発音をマスターした後で、大切なのはただ大量の教材を聞き流すのではなく“集中して”できるだけ正確にキーワードを聞き取るように心がけてください。
長文読解力
単語力がつけば、リスニング同様にかなり英文が読みやすくなると思います。リスニング向上のために英語のドラマを見るとか、長文読解力を身につ けるために物語を読むことを勧める人もいますが私は、「TOEIC」の教材の パート7を問題を解いた後、見直しする際に“精読する”のをお勧めします。
精読することによって単語も覚えやすくなります。また、パート7の話の内容も似通っているので、何度も教材をこなしているうちに同じ単語が出てくるので自然にマスターできます