「地震」に備えて

今回のバンクーバーの地震で、それに対しての備えを「地震先進国」である日本の「消防庁」のサイトにある、

「地震への備え」

についてご覧いただきながら、地震について考えたいと思います。
自分を守る次の行動

1 まず落ち着いて身の安全を確保する

バンクーバーやその近郊は高層ビルが建っているところが限られます。しかも日本と違って、住宅地は木造の家屋がほとんどで、作りがツーバイフォーで軽いので日本家屋のよう瓦で上から重しがかかっているのとは違って、「潰れる」心配は少ないです。
canadalineただ、通学、通勤の交通手段で、生死を分けることになることが考えられます。バスの場合はまだ地面を走っているのでいいですが、スカイトレインやカナダラインの高架部分で地震に遭遇したら、列車は直ぐに止まると思いますが、脱出に手間がかかると思われます。考えるだけでも、地震の時は乗っていたくないものです。
(1)机やテーブルに身をかくす
(2)非常脱出口の確保

運悪く、ダウンタウン等の高層ビルがいっぱいあるところで地震にあったら、「空からガラスが降ってきます」

(3)あわてて外へ飛び出すな
これは守りたいですね。もし、外にいたら、なるべく新しめのビルに避難してください。 間違っても古いのはダメ。
100年経過の古いレンガ作りのビルがゴロゴロしています。(Oopsのオフィスもそうです)
じゃ、高層ビルで仕事中に運悪く、地震が来たら、

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都市部に数多く存在する高層ビル。中でも、気になるのはエレベーターでの閉じ込め。

「最近のエレベーターは、地震を感知すると『最寄り階で停止』するため、以前のように階と階との間で閉じ込められることは少なくなっています」と専門家。ただし、エレベーター管理会社の技術者がその状態を解除するまでは、一切使えなくなるようだ。かなりの時間がかかり、高層階に取り残されてしまう可能性が大。

「企業などに向け、上層階への非常食などの備蓄を呼びかけています。こうした事態にならないよう、地震を感知して止まったエレベーターが、自動で運転再開できるよう、技術開発も進められています」との職員の説明だが、これはあくまでも日本の話。
階段で降りてこれる、というような発想で、バンクーバーの高層ビルで非常食の備蓄があるとは思えない。
では、すぐに外へ避難する方がよい?のか。。。

「高層ビルが集まっている地域は、延焼の危険性が少ないため、多くは『地区内残留地区』に指定されています。火災もなく、揺れがおさまって建物の安全が確認されたら、むやみに避難しようとせず、建物内で待機。慌てて外に出ると混雑に巻き込まれる。ただ、どこかの階で火災が発生した場合は、煙があがっていくため、中にいる人は煙に巻き込まれる危険性があり、それへの注意が必要」とのこと。

 Qube_Building,_Vancouver,_May_2012高層ビルや高層マンションの耐震性は高そうに思えるが……。

「海溝型地震の場合、高層ビルの揺れはゆっくりと強く、数分以上続く。ビルの高さによって異なるが、数秒間に数m揺れるため、キャスターのついたコピー機などは、床を走り回る。家具を床に固定し、家具同士もしっかり固定することが大切」なるほど、ごもっとも。

でもちょっと待った!このような耐震型のビルは日本の話。建築現場をいくつも見ていて、何10階とあるビルがあっという間に鉄骨ではなく、鉄筋で作られていくのをみて「ポキッ」と途中で折れてしまうのではないかと心配になるビルが多いのバンクーバー。

※倒壊の恐れのある建物
 1.レンガ造りの建物
 2.1960~1970年築の建物
これらの建物は今日の基準に見合ってなく、それらの12%の建物が完全倒壊。

唯一バンクーバーで耐震型のビルとして名前をはせているのが、写真のQubeというビル。真ん中に心棒があって、上から吊っている感じで、ちょっと変わっていますが。。。

2 あわてず冷静に火災を防ぐ

日本はガスを使って食事の用意やお風呂を沸かしていますが、バンクーバーは「電気」を大半のところが利用しています。

(1)地震!すばやく火の始末を
(2)火が出たらまず消火を

火が出るとしたら、暖炉を使っていたりするケースが大半じゃないでしょうか。ただ、道路に埋設してあるガス管は「古い」ので地震で「ポキッ」ということも大いに考えられます。そうなったら消火どころか近づかない、です。

3 狭い路地、塀ぎわ、崖や川べりに近寄らない

道路は幸いにして広いですし、日本と違って、ブロック塀もないですのでこのあたりは大丈夫じゃないでしょうか。

狭い路地、塀ぎわ、崖や川べりに近寄らない

4 避難のテクニック

非難するにしても、避難場所ってあるんでしょうか?Oopsでも調べてみたいと思いますが、思い浮かぶのは学校かコミュニティセンターくらいです。

(1)避難は徒歩で、持物は最小限に
(2)津波に注意

津波が来たらリッチモンドがやられる、というのが通説です。液状化は大量発生間違いなしです。

(3)山崩れ、がけ崩れに注意

これも心配。ノースバンクーバーの斜面はやばいですよね。

5 正しい情報の入手を

正しい情報の入手を

6 協力しあって応急救護を

協力しあって応急救護を

7 協力しあって救出活動を

協力しあって救出活動を

8 自動車の運転中では

協力しあって救出活動を

情報は日本内閣府防災ページ と 消防庁

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