お手伝いをしてくれた子供や家族に対して、
などと、文句を言ってしまっていませんか?
そこで親は、子供を大人と同じ対等な人格を持った存在として接することを心がけましょう。例えば何かをお願いする時は命令語でなく 依頼語で接することが大切です。『〇○しなさい!』では動かなかった子供の心も、『○○してもらえる?』と言われると、自分が頼りに されていると感じ、意欲的な行動に繋がります。そして、してくれた 時には、その結果にかかわらず、必ず『ありがとう』と感謝の気持ちを表しましょう。これによって自分の行動が認められた、役に立ったという実感を持つことができます。
人間の根本的な感情の1つに、他者に認められたい・尊敬されたいという思いがあります。自分の存在が周囲の役に立っているという実感が、次の行動意欲へとつながっていきます。子供と親の関係であろうと、お互いを『敬う』気持ちや『感謝』の気持ちを持って接してい ると、子供は自分が認められた存在だと自信が持てるようになり、意欲的に行動するようになります。そして他者に対しても『思いやり』 を持って接し、良い人間関係を築く上で大切な感情が育っていくのです。