Vancouver English Centreの終末

Photo:Metoro

Vancouver English Centreの講師がストを始めた8月2日から、25日目を迎えた8月26日。突然の「学校閉鎖」の張り紙。経営者ガードナー氏が選んだのは「学校はもうやめた」ということです。

この経営者の張り紙はストを組織している組合側どころか、労使の間に立っている「調停者」の耳にも入っていないとのことで、問題となっています。

電話をかけても、「もう学校の再開はありません」とのメッセージが流れるのみで、週明け以降、組合側は”学校を再開するようにあらゆる手段を講ずる”としていますが、果たして、学校が再開されて、学生、講師が学校に戻れるかどうか、法律面からの考察も必要な事態となってきているようです。

VECは「資金」的に閉鎖しなければならなかったのか?

そもそも、この規模の学校として、Language Canadaという語学学校の団体から脱退したという不自然さ。学生ビザの申請もできない学校になっていました。

業界内では???の学校で、組合側も「語学学校設立にBC州政府の規制がないからこうしたことが起こるべきして起こった」ともしています。

夏場は語学学校の書き入れ時。この時期には学校にたくさんの留学生から授業料の払い込みがあるので、学校の通帳の中には巨額のお金があったはず。過去の学校の閉鎖は年末の学生がいない時がほとんどでしたので、この時期に閉鎖(倒産というの聞いていない)というのは「不自然」な気がします。

学校のスタッフから情報によれば、給料の未払いもなかったし、26日に閉鎖ということも聞かされていなかった、とのことです。どうも、資金的に行き詰まっての閉鎖や倒産ではないようです。

一番の被害者はお金を払い込んだ学生。ガードナー氏は「ストが解決してから返金に応じる」としていました。

「返金」、是非ともしてあげてください。

このVEC問題、もう少し「裏情報」を集めてみたい、と思いますが、皆さん、この学校側の対応どう思われますか?


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