地球温暖化によってもたらされる「海面上昇」
その時、バンクーバーは…

Climate Central の提供するハザードマップがあります。メトロバンクーバー地区が海面上昇により、どの地区が危ないかを知ることができます。

サンフランシスコを拠点とする研究者によって、「1.5m」の水位が上昇する可能性が高いすべての都市のリストが作成されました。バンクーバー地区もその都市に含まれており、さらに2100年までに残念ながら『水中に沈む可能性が最も高い上位36の地区の1つ』となっているようです。もちろん、護岸工事により「水没」してなくなるわけではないでしょうが、以下のハザードマップがその「水没」の様子を示しています。

現在の海抜「0m」地区のマップ

てっきりリッチモンドだけが海抜「0m」地区かと思っていたんですが、結構な範囲に「0m」地区は広がっています。

海面「1m」上昇した場合、海面下になる地区。

こちらが「1.5m」海水面があがった場合のマップです。デルタやリッチモンドはほぼ全滅、ピットメドー、サレー南部地区もマズイ状況です。

もちろん、これらの地区は堤防などを作り「水没」を免れることになりますが、「津波」などの災害には歯が立ちません。去年は海面上昇ではなく、「豪雨」で大被害を出したことも記憶に新しいところです。以下はFlood Maps Viewerによる「水害マップ」です。

去年アボッツフォードを襲った水害もマップ内で表示されています。結構な広範囲での水害が予想されています。

これからも続く地球温暖化の影響が様々な形で私たちを襲ってくるのではないかと心配になります。今年の夏、また「ヒートドーム」現象が襲ってくるのでしょうか?


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