もんちっちママの カナダ子育て奮闘記
見た目は子供! 頭脳も子供! でも1人の「人間」です!

●見た目は子供! 頭脳も子供! でも1人の「人間」です!●
西暦2000 年を迎えた年のことをはっきりと覚えている私は、あれから本当に20 年も経ったのか?と、いまだ「2020 年」という響きに慣れずにおります。
そんな中ですが、今年9 月には我が家の長男がKindergarten 入学を迎えます。「早いものでもう5 歳かぁ」なんて、しみじみしているのも束の間。年明け3 週間後には、早速レジストレーション開始。もともと日本語でも苦手な書類の記入を、さらに苦手な英語で行ったため、初めてラブレターを書いた四半世紀前の時のように、ペンを持つ手が震えました。ドキドキ。
その時、子供についての項目の中に、私にとっては初めて目にするものがいくつかありました。「性別」そのすぐ横に「希望する性別」。一緒に住んでいるのは「両親」「母親のみ」「父親のみ」「その他」か。子供は「カナダ国民」「移民」「難民」か。とても興味深く、カナダという国のグローバルさを感じました。

 さて日本はどうだろう?と試しに検索。

  日本の幼稚園の申請書を数件ほど見てみました。子供についての項目は「名前、性別、生年月日、マイナンバー」。その他、父親と母親がそれぞれ子供と同居しているかを問う項目や、「ひとり親家庭」かを確認する園もありました。しかし、カナダにように子供自身についてもっと詳しく記入するものは、私が見た限りありませんでした。日本では決まって「両親の生年月日」「両親の職業、勤務先」を記入する欄がありました。

どこまでを公表し、どこからをプライバシー保護とするか。これは個々により判断が異なりますが、少なくとも私は、親の年齢や職業ではなく、子供自身が望んでいる性別を記入できるカナダには、子供を1人の人間として認めていることを感じました。

子供も立派な1人の人間! 子供達が、自分は自分でいいんだと自信を持って生きていける世界にしていきたいなと思うもんちっちママでした。

もんちっちママ:縁あってカナダに2010 年より在住、現在は2 人の子供を育てながら、カナダと日本の子育て事情の違いに奮闘し、喜怒哀楽の日々。どうにか若くいたいと年齢とも格闘の毎日。

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