COVID-19変異種の問題と感染対策への『意識調査』

 COVID-19ウイルス感染者数の増加率がここ数週間鈍化したものの、毎日報告されている2,900新規症例数は、依然として最初の波のピークより60%多い状況です。
 こうした減少傾向の中、今度はカナダ国内での変異種蔓延に対する懸念が浮上してきました。もし制限が緩和された場合、今春、3番目のパンデミック波が発生する可能性があると危惧されています。
 こうした変異種は10の州で確認されており、5つの州で、これらの変異種がコミュニティで広がり、その発生の活性化の証拠をが挙がってきているとのことです。また、現在の制限が継続されたとしても、変異種の蔓延により、4月までにカナダ全体のの感染症例数が1日あたり10,000を超える可能性があると危惧されています。

 カナダ国外に目を移すと、日本でも変異種のウィルスが広がりつつありますが、フランスでは毎日2万人の新規感染者の報告が上がっていますが、その感染者の内40%強がイギリス型変異種36%、南アフリカまたはブラジル型変異種5%に感染しているとのことです。変異種は従来型よりも他人に感染させる期間が長いとされ、フランスでは隔離期間を7日から10日に延長をすることになりました。

 また、COVID-19の感染対策へのカナダ人の対応の調査が先日実施され、カナダ人の84%はCOVID-19の規制に常にまたはほぼ常に従っている調査結果がでました。BC州でみてみると、34%は常にCOVID-19規則に従うことを認め、47%はほぼ常にルールに従っているという結果が出ています。それでも20%近くのBC州州民はこうした感染対策には「従わない」ということでもあります。10人中2名がこうした対策「無視」ということです。Insights West

調査員によるば、これは他の地域よりも14〜22ポイント低く、少し驚いているとのことです。ケベック州は56%、オンタリオ州は51%の人が常に規則に従っているとの結果が出ているとのことです。

 なお、18-35歳が規則を無視する可能性が最も高い結果も出ており、これから春休みを迎える時期、家族で旅行に出かける計画をしているカナダ人も多いという調査結果も出ています。NEWS1130
春休みを迎えるお子様をお持ちのご家庭では、この期間どのようにおすごしになられますか?


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