We Love 『クラフト ビール』27
Red Racer Taphouse

 今回ご紹介しますのは、イエールタウンエリアにあるブリューパブRed Racer Taphouseです。まだ本格的にクラフトビールがバンクーバーに流行り出す前から、このRed Racer のロゴをリカーストアでよく見かけていた方も多いのではないかと思います。
 この醸造所は2003 年にサレ-市のセントラルシティでブリューパブ としてスタートし、ブルワリーの名前はその場所の名前の通りCentral City Brewers + Distillers といいます。
 その後、そこから少し北へ行ったところに、大きな醸造所と蒸留所の施設を構え、大変有名で大規模なクラフトブルワリーとなりました。そのブルワリーのパブの1つが今回のRed Racer Taphouse になります。
 以前にも私はロゴやデザインで種類関係なくビールを選んでしまうこともある、とお話しましたが、このRed Racer のデザインはジンジャーヘア(赤毛)のセクシーな美女(ピンナップガール)が赤い自転車に乗っている、少しレトロなロゴで、私のお気に入りのアートの1つです。今でこそ、「ピンナップ」という言葉はもう死語かもしれませんが、70 年代、80 年代に魅力的な女性のポスターを壁に貼っていたご年配の方なら、このピンナップガールの懐かしさや、ここのブリューワーがどうしてこのロゴを起用したのかがすごく伝わるのではないかと思います。
 このロゴがあまりにも印象的なので、Red Racer のビールを見た時に、ブルワリーの名前がRed Racer だと思われる方も多いかと思います。
サレ-にある醸造所でもRed Racer ビールのテイスティングができますが、イエールタウンのこのパブの地下でしか作っていないビールは、ここでしか飲めないため、大変貴重です。 
 ちなみに、私が今回飲んだTaphouse Sour は、今まで飲んできたいろいろなブルワリーのサワービールとは全然違い、もしかしたら、ビネガーを飲んでいるのでは?と錯覚を起こすくらい、とてもサワーで、健康的な味のビールでした。
 その他、Thor’s Hammer Barleywine というビールはアルコール度が11.5%と相当強く、お酒が弱い方はこれ1 杯でへろへろになってしまうかもしれません。濃度が高く、ビールだけれどワインを飲んでる感じがする強いビールでした。
  サレ-の施設では蒸留酒も醸造しているため、ウイスキーのフライト(サンプル)もありますし、カクテルメニューも充実していますので、ビール以外の飲み物も楽しむことができます。
 ハンバーガーやピザ、おつまみ系のメニューも充実してますし、毎日午後9 時から閉店時間まではHappy Hour をしているので、外出中、最後に1杯だけ飲みたいな~と思った時など、ふらっと寄って飲むのも良いですね!
 アルコールは無理だけど、雰囲気を味わいたい方には、なんとStreet Legal というノンアルコールビール(ピルスナーとI PA)もあるそうなので、ぜひお試しください。て新しいビールをぜひ堪能してみてください!  


Izumi Hance

北海道帯広出身。1996 年よりカナダに移住。 お酒が3 度の飯より大好きで、美味しいものを食べることや期間問わず色んな所へ旅行をするのが趣味。 常に新しいもの、面白いもの、美味しいものを探し回っているアラフィフお気楽女。

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