ちょっと贅沢な午後を過ごしてみませんか?
Afternoon Tea・High Tea について

Afternoon Tea・High Tea とは?
 Afternoon Tea・High Tea は英国発祥の習慣。もともと1日に2食の食習慣を持ち、音楽会や観劇の盛んなヨーロッパの文化では、夕食を食べるのが音楽会や観劇の後の非常に遅い時間帯になるため、開演前の遅い午後の時間帯に軽食をいただくようになったのが、Afternoon Tea・High Tea の由来だ。
 カナダでは英国の文化の伝統を色濃く受け継いでいるので、食生活であるAfternoon Tea・High Tea の文化も盛んに行われてきた。これは、単なる「食習慣」だけではなく、礼儀作法や食器や家具、室内装飾、その場で行われる会話に至るまで、総合した文化と言える。長く階級制度の浸透した英国においては当初は上流階級の文化であったが、現代では、上流階級の文化としてだけではなく、広く客をもてなし、会話を楽しむ食習慣となった。

Afternoon Tea とHigh Tea の違いは?
まず、High Tea の「High」とは「High Table」のことで、食卓となるメインの大テーブルで出されることに由来している。Afternoon Tea が比較的早い時間帯(午後3時頃)にサンドイッチやお菓子などの軽食をとることに比べ、HighTea はさらに遅い時間(午後5時頃)に提供されるため、事実上の夕食に近い肉料理や魚料理も出されていた。もとは労働階級や農民の食習慣だったため、上流階級で行われていたAfternoon Tea とは一線を画しており、英国の上流階級では決してAfternoon Tea をHighTea とは呼ばなかったが、この食習慣がアメリカに入ってからは、混同されることも多く、日本でもほとんど同じ意味として使われていることが多い。Afternoon Tea は、客間や居間などのLow Table で出されるため、Low Tea とも呼ばれるが、
広いテーブルの場合は、段重ねのティースタンドを用いず、ビュッフェ形式で行われるのが作法。

どんな内容のものが提供されますか?
Afternoon Tea やHigh Tea の定番として多く見られるのがスコーン。バターやジャムなどが添えられて出されることが多い。クロテッド(デボンシャー)クリームと呼ばれる英国の伝統的な濃厚なクリームが添えられている場合もある。他にはケーキやクッキーなどの焼き菓子、一口サイズのフィンガーサンドイッチや、薄切りのソーセージがのったタルトなどの他、果物やデザートが添えられている場合もあり、内容は店によって様々。段重ねのティースタンドで出てきた場合、下の段から順に食べるのが作法とされている。
 メインのお茶に関しても、紅茶の他、Black Tea や Green Tea、 Herb Tea など豊富にチョイスできる店が多く、途中でお湯を足してもらえるのが一般的。店自慢のオリジナルブレンドを出している店も多いので、ぜひ試してみたい。

バンクーバー近郊でAfternoon Tea・High Tea が楽しめるお店 その1

バンクーバー近郊でAfternoon Tea・High Tea が楽しめるお店 その2


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