南京虐殺記念日制定に関する動き
カナダの人種和合を促進する期成同盟 よりお知らせ

カナダにおける民族の問題に関する懸念 南京虐殺記念日制定に関する動き

カナダの人種和合を促進する期成同盟
2018年7月25日

カナダの人種和合を促進する期成同盟はバンクーバー イースト選出のNDP、ジェニークワン国会議員の「南京大虐殺記念日」制定に向けた動議提出の意向を受けて7月11日に日系の公開説明会をバーナビーにある日系文化センターで開催しました。参加者からは同議員の動きに強い反対姿勢があり、本件の関心の高さがうかがえます。

 2018年4月21日に、カナダの新民主党(NDP)所属の国会議員、ジェニークワン氏は毎年12月13日を「南京大虐殺記念日」に制定する動議を国会に提出する事を表明しました。この事件は、80年以上前に中国で起きた事であり、カナダ国のみならずカナダ国民にとっては全く関わりがない事件です。
 クワン氏は主に中国系カナダ人の支援、協力を取り付けようとしていますが、日系カナダ人コミュニティーとしては深刻な問題として懸念しております。
 これに対抗するため、カナダの人種和合を促進する期成同盟(委員長:ゴードン門田、副委員長:パーカー敬子)(以下、期成同盟)を組成しました。期成同盟ではこの法案により、民族間の緊張を生み出すばかりでなく、カナダにおける不要な民族間の摩擦や不和を引き起こしかねないと考えます。
 この意味において、期成同盟は断固としてこの法案に反対するものであります。
期成同盟としては日系人向けへの説明を通じて本件の状況を説明し、皆様からの声を聞く必要があると考え、7月11日に日系文化センターで公開説明会を開催いたしました。期成同盟結成経緯の説明、14名の構成委員紹介、クワン議員の本件に関するいきさつ、更には同議員が ALPHA (Association forLearning and Preserving the History of WWII in Asia) 団体の強い支持を得ている点などを150名以上の参加者に対して日本語と英語の二カ国語で進行、説明いたしました。
 質疑応答では、クワン議員が提出する法案阻止への手段、方法が活発に議論されました。その一環として、説明会参加者の各選挙区での選出国会議員への陳情書の送付、及びクワン議員への抗議文送付案が出されました。見本書簡も配布され、多くの参加者がこれに賛同し、既に行動に移して頂いております。

多くの熱心な参加者と数多く寄せられたコメントから判断いたしますと、日系コミュニティーから大多数の反対表明の意思を感じ取っております。
【本件に関してのお問い合わせ、または期成同盟への連絡】
委員長 ゴードン門田
メール kadota@canaway.com
携帯 604-682-7345

文責 ゴードン門田


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