HMVの閉鎖は「当然」理由がある。

HMVカナダの全店舗の閉鎖には「当然」理由がある。

HMVはもともと1921年イギリスはロンドンで設立された企業だが、HMVカナダはイギリス本社から売却された別会社で、カナダでの事業の再建を目指していました。しかし残念ながら、直近の2016年度(会計上今年4月まで)の統計資料では売り上げが2億ドルを大幅に下回る予想ということで、増え続ける「負債」に耐え切れず「ここまで」と経営判断がされたものです。

HMVカナダの負債総額は5,600万カナダドル(約50億円)以上にものぼり、さらに増える見込みのため、8月30日までにカナダにある100店舗以上のショップ全てを閉鎖すると、裁判所へ書類を提出したとのことです。

ネットの普及iTunesでのダウンロード、ストリーミングなどで世界的にCDそのものの販売が減少を続ける中、現在はイギリス、香港、シンガポール、日本といった国で事業を展開中であるものの、HMVはアメリカ、オーストラリア、インド、そして欧州の数か国からはすでに撤退しています。

昔あった「レコード屋」という言葉やレコードプレーヤーがCDの登場で消えて行ったように、そしてまた、携帯の普及で街かどから「公衆電話」がなくなってしまったように、ネットの普及、発展により、「CD販売」というビジネスモデルそのものや「CDプレーヤー」も『消滅』していく事なのかもしれないですね。

上の閉店のお知らせバナー、ヘッドホンのコードをたどっていったらそこにはCDプレーヤーならぬ、「iPhone」「iPod」が繋がっていたりして。。。

怖い、怖い。


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