2年間の同居生活が永住権保持の条件から削除

Yuri の ビザ・移民 情報

2012年10月25日以降、カナダ永住権申請時点で二人の関係が2年以下+二人の間に子供がいない場合、配偶者は永住権を取得してから”2年間”スポンサーと一緒に住むことが永住権保持の条件となっていますが、

この条件が2017年春以降に削除される予定です。

カナダ永住権取得から2年以内に別居や離婚をした場合、永住権が剥奪されてしまうため、スポンサーからの虐待やネグレクトに耐えるケースも問題視されていた条件付き永住権でしたが、Immgiration Protection and Refugee Act (IPRA)から”2年間”の同居生活条件の項目が削除されることになりそうです。

施行より3年間(2013、2014、2015年)で307人の配偶者・コモンローパートナーがスポンサーからの虐待やネグレクトを訴え、内260人の訴えが認められていますが、金銭的な問題もしくは語学力の欠如によりアクションを起こすことが中々できずに悩まれている人もいるだけに、2年間の同居生活条件が削除されことを喜んでいる移民の方々も多いはずでしょう。

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この条件が追加された背景には虚偽申請防止がありますが、配偶者からのスポンサーにより永住権取得日から向こう5年間は別の配偶者もしくはコモンローパートナーの永住権申請をスポンサーすることができないルールは依然としてあります。
そして、IRCCが申請時の関係が虚偽(偽装結婚)と判明した場合は、既に取得しているカナダ永住権を失うことになりますので、決して虚偽に基づく永住権申請はしないでください。

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