英語はこうやって勉強しよう!
②関係代名詞の呪文

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②「関係代名詞の呪文」

 2月といえばバレンタイン。カナダでもバレンタインデーに向けて、各業界商戦が始まっています。1ドルストアなんて、赤いハートだらけですね。
 さて、今月のVector 文法クラス担当Akiko 先生がお届けする 「呪文式文法攻略」は、『関係代名詞』
あーー、名前聞くだけで頭痛いぃーー、という方もいらっしゃるのでは。文法なんて小難しく考えなくても、ちょちょいのちょいって英語しゃべれちゃうもんね、と思っておられるあなた。確かに、ちょちょいっとはしゃべれるようになるでしょうね。けれども、文法がわかっていないということは、ルールを知らずに私なんぞがラグビーの試合のフィールドに出ちゃう感じなわけで。オフサイドって何? です。低いレベルですぐに頭打ちとなり、結局、文法をしてこなかったことを後悔する日はそう遠くないかもしれません。呪文式で、気がついたら口から呪文が出ていた…! という方法で今回も一緒に復習してみましょう。
男の子 ”Is this the one you like?“ (これ、好きなやつだよね?)
女の子 “Yes, this is the one I like. That’s very nice of you.” (そう、これ私が好きなやつー。ほんと、ありがとう!)
 という会話が2人の間で交わされています。
 さて、”Is this the one that you like? “いつもならシンプルに短い2文で言っちゃいそうですね。
Is this the one ?  (これが例のやつだよね)
You like this one. (君はこれが好きだよね)
 あーでも、”one”(やつ)がかぶってる! こういう時は、関係代名詞の呪文を使いましょう。いくよー!
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Is this the one ?
「このone が、どんな物なのか説明しないとねー」
You like this one…..
「ほら、さっき言ったのと同じ物は、” お口チャック”!(つまり、言っちゃだめ!)」→ ( “this one” を飲み込む)
「じゃあ、合わせてみよう」
Is this the one 「それがどんな物か説明するわよ~」you like「 お口チャック!」
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「」の中が呪文です。何度も声に出して言ってみてください。きっとAkiko 先生の呪文が自然に聞こえて始めてくるはずです! Akiko 先生のクラスでは「関係代名詞は、同じ名詞を指す場合にそれを先行詞として、その後にwhich かthat を~~」と説明「しません」。「これがどんな物か説明するわよ~」「お口チャック!」で関係代名詞の謎がすらすら解けちゃうんです。
 さて、ここからは、バレンタインデーにまつわるワンポイント英会話。
 プレゼントをもらったら言ってみたいフレーズが、”That’s very nice of you.
 “You are very nice.” の同義語ですが、”That is very nice of you.” もしくは”It is very nice of you.
と言い換えられます。会話の中でよく使われる表現です。もしくはnice という単語の代わりに、sweet を使って、”That’s very sweet of you.” もよく使われますね。
ちょっとかわいらしく聞こえますよ。
 プレゼントからもう一歩踏み込んで、デートに誘いたい時!!
Do you want to go out with me?”(デートしませんか?)は、ちょっと恥ずかしいくらいストレート。まだそこまでの仲でもないし…という場合、まずは週末の予定を聞いてみましょうか。
What is your schedule like this weekend?”(週末はどうしてる?)
Do you want to grab a drink with me?”(一緒にちょっと飲みにでも行かない?)くらいだと、誘いやすいですよね。
 では逆に誘われたけど付き合う気はない場合はどうしたら…?!
I guess we would be better off as friends.”(んー、私たちって友だちのままの方がいいような気がする)
[ もっと詳しく見たい人はVector InternationalAcademy Akiko のブログまで]
 よく言われるのが、英語は丁寧な言い方がないとか、直球ストレートだとか。いえいえ、そんなことはありませんよ。人と人のコミュニケーションですもん。微妙な温度を感じて伝える表現があって当たり前。頭の中で日本語を直訳したり、もしくは中学英語だけで戦おうと思っている方。フレーズを覚えることで、もっと自分の年齢や性格に合った英語がしゃべれるようになるんですよ。
Vector ではどのクラスでも、言いたいことが言えるようになるスピーキング演習をどんどん行なっています。ご興味のある方は、ぜひ覗いてみてくださいね。
英語はこうやって勉強しよう!
記事提供Vector Internaitonal Academy

筆者プロフィール:Mari Kato
University of British Columbia (UBC) 大学院教育学修士号取得(英語教授法)。大阪大学大学院言語文化学修士号取得。
カナダのカレッジで通訳翻訳コースを10 年間教えた後、「短期間で英語を話せるようにする学校」Vector International Academy を創立。Chief Instructor として教鞭を執る一方、バイリンガル司会業や通訳業、コラムニストとしても活躍。

Vector

ビギナーから上級者まで、英語を徹底して指導し、短期間に英語力を「劇的」にアップさせる学校。
http://www.vectorinternational.ca/

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