ベルーガに会いに チャーチルへ行きます
⑦魅力がいっぱいのチャーチル生活

 チャーチルの街はとても小さいです。グローサリーストアは1軒しかなく、あとは銀行や病院など生活に最低限必要な施設と、観光向けの宿泊施設と飲食店が数軒ある程度です。そんな街での生活です
が、バンクーバーでは体験できない魅力でいっぱいです!
 特にシロクマやベルーガをはじめとする、北極圏周辺ならではの自然は本当に身近です。
 到着した当初は、「暗い・寒い・何もない」という印象でしたが、2週間もすると気温も上がり、周りは緑でいっぱいになり、海の氷も溶けてついに私の目的の彼らが現れました! ベルーガです! しかも街の端のビーチから見られます。わずか100m ほどしか離れていないところを何十頭も泳いでいて、時折、呼吸音も聞こえるほど目の前に見ることができます。仕事後に徒歩でビーチまで行き、野生のベルーガを見て癒されるなんて生活は私にとっては天国のようです!
 また、シロクマもとても身近で、時々、街中にも現れます。先日は私の家の前にも現れました! そのための対策もかなりしっかりしており、街と周辺は対熊のパトロールが常に巡回しています。ツアーなどで出没地域へ行く際は、ガイドは銃の携行が必要です。個人でもホイッスルなど対策グッズを持ち歩く、街の外へは徒歩で行かないなどは常識になっています。さらに夜10 時になるとサイレンが鳴り、これ以降は街中でも極力1人で出歩かないようにしなければいけないことには驚きました。それでもシロクマの目撃情報があると観光客だけでなく地元の人もこぞって見に行くほど、多くの人がシロクマ大好きです!
 さらに夜になると、季節に関係なく条件が合えばオーロラが空に広がります。みんなでキャンプファイヤーを楽しみながら見た夜空一面に踊るオーロラは、本当に感動的でした。
 とても小さな街チャーチルですが、その魅力はバンクーバーにも負けないほどいっぱいです!!         (続く)

Tomona
夫婦でワーホリでバンクーバーに。日本では「水族館」で働いていたことがあり、今は念願が叶ってチャーチルで住み込みで仕事中。相方はロッキーでガイドの仕事をして、場所は離れていますが、夫婦で海で山で活躍中です!

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