ベルーガに会いに チャーチルへ行きます
①水族館で働くには

はじめまして! 日本で沼津の水族館でイルカなどのトレーナーをしていましたTomona といいます。今回からOops! でコラムを担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします。私が水族館で学んだこと、体験したこと、「え~っ、そうなの?」というようなことを皆さんにお伝えできればと思います。
 今回は、「水族館」で働くには、また、そもそも、水族館のトレーナーってどうやればなれるの?についてお話ししますね。
 日本の場合、国家資格のような特殊な資格はありません。水産系の高校や専門学校、大学卒業と泳力を条件にすることが一般的です。ただ、求人数がものすごく少ない!です。日本でイルカなどの鯨類を飼育している園館は約100 園館ですが、採用人数は1園館1 ~ 3 人で毎年求人を出すわけでもなく、時期もバラバラです。しかも応募してくる人はみんな「子供の頃からトレーナーになることが夢でした! 日本全国どこでも行きます!」という熱意を持っている人がほとんどなので、それに負けない熱意は必須です!
 また、これはどの職業にも当てはまりますが、水族館でトレーナーになるために必要なものは、気合と根性と運です(笑)。
 私の場合は、名古屋の栄(名古屋市のダウンタウン、東京で言えば銀座・渋谷・新宿に当たる)にある専門学校に行きました。
驚かれたでしょう、水族館で働けるような勉強をするところが、海とは全然かけ離れたダウンタウンにあるんです。イメージ的はやっぱり海辺ですよね。そこで勉強をして卒業をしたまでは良かったのですが、何せ特殊な仕事ですから、就職先が決まらず、フリーターを3 ヵ月した後、運よく夏に出た求人でなんとか沼津にある水族館に採用が決まりました。(続く)


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