憧れていたカナダの生活が楽しめない!
ストレスから来る適応障害

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第37回 憧れていたカナダの生活が楽しめない! ストレスから来る適応障害

バンクーバーに来る前は「カナダを楽しもう! 英語も話せるように頑張ろう!」と思っていたけれど、何だか最近それもだるい。日本人学生が他国から来た学生さん達と積極的に英語で会話しているのを見ると羨ましく思う。 『なんで私は他の人みたいに、みんなの輪に入っていけないんだろう。クラスメイトは私のことをどう思っているんだろう。気持ちが沈むし、食欲もない。 家ではホストとも話さず、自分の部屋にこもりがち。何もかもがもうストレスでとても不安。私、何しているんだろう。何のためにバンクーバーに来たんだろう。今までこんな気持ち経験したことがない。私、どこか悪いのかなぁ』。  もし、これらが思い当たるようであれば、あなたは今「適応障害」にかかっているかもしれません。

■適応障害って何?
 適応障害は「〇〇がストレス」というように、何がストレスの原因になっているかが自覚できます。また、適応障害になるキッカケは、生活環境が大きく変わった、恋愛面で大きな喧嘩をした/ 別れた、仕事面でボスやシステムが変わったなど。 感情面では、極度な緊張を感じ不安になる、塞ぎがちになる、急に悲しくなって泣くなど。 行動面では、 ひきこもりがち、食欲がどんどんなくなる、あるいは食べすぎになるなど、まるで「うつ」のような症状が出てきます。もしあなたが今、普段の生活に耐え切れないような憂鬱やそれに近い絶望感を感じていて、心配事や不安感がずっと自分にくっついているような感じで毎日を送っているのだとすれば、それらの感情は明らかに正常の範囲を超えているとみなしていいでしょう。

■治療方法
 まずはカウンセリングで、その大きなストレスがどのように生活に影響しているのかを認識します。そして、ストレスに対する適応力をチェックし、情緒面や行動面でのアプローチを改善したり、適応性を高くしていきます。カウンセリングを実際に行ってみると、本人に自覚できなかった「引き金」をとても明確にすることができます。そこからそれに対する考え方、感じ方などを調整していきます。これはピアノの調律に似ていて、ピアノ自体は問題がないけど、音の調節をすると、また美しいメロディーを奏でられるという感じです。

■生活環境が変わるとリスクが高くなる
 ストレス度は本人の感じ方や対処の仕方にとても個人差が出てきます。ここで大切なことは、その個人差に良い・悪いの評価はありません。大切なことは、あなたがある出来事に対して、とても大きなストレスに感じた、それはあなたにとって、とても大切だという意味です。だからこそ、それに対する対処法を今後のためにもしっかり身につけておきましょう!

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Sunny Chung

大阪府出身。BC州認定心理カウンセラー。 米国ワシントン州シアトル大学で心理学の学士号を取得。シアトルシティー大学院で経営学修士(MBA)取‬得。バンクーバーのアドラー大学院で心理カウンセリング修士課程(MCP)修了。過去10年間アメリカの企業や UBC で人事兼トレーニングマネージャーとして各部署のコミュニケーションを含め、色々‬な人間関係や仕事上での問題解決方法をコーチング。現在は、心理カウンセリングを通し、クライアントのエネルギーを読みな‬がら各自の潜在意識にアクセスし、コアのブロックを外し、人生をリセットするためにどんな「気づき」が今必要なのかを分かりやすく伝えている。‬またホリスティックライフコンサルタントして、マクロビオティック、東洋医学、心理学、脳科学、スピリチュアルなど‬を取り入れた独自のメソッドを確立。各種セミナーでは深い気づきをたっぷりの愛と笑いで与えている‬。

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