バンクーバーで「プラスチック製ストロー全廃」の動き

「プラスチック製ストロー全廃」の動き
 バンクーバー市、スタ―バックス、マクドナルドが相次いで発表

ご存知のように「プラスチック」は自然に分解することがない代物です。その大半は土の中に産廃として埋めて処理されています。でも中には海に不法投棄されたものや海に流れ出てたものが、海に生息するウミガメや魚のお腹から出てきた、というニュースを耳にすることもありますよね。

そうしたプラスチック製品である「ストロー」の使用をやめようという動きがここにきて出てきました。

※統計によればカナダでは1日当たり約5700万本のストローが使用され捨てられているとのことです。

【バンクーバー市】
2019年6月には飲食店からプラスチック製ストロー撤廃を条例で決めています。

【スターバックス】
プラスチック製の使い捨てストローの使用を、2020年までに世界中にある約2万8000店舗で全廃すると発表しました。推計10億本のプラスチック製ストローが毎年使用されていたのがなくなることになります。その後はストローを使う必要のない「プラスチック」のふたや、紙製など非プラスチック製のストローを導入するとのことです。

【マクドナルド】
9月より。英国とアイルランドの計1361店舗では2019年内にプラスチック製ストローから紙製ストローに順次切り替えると発表しました。他の国でもテストを順次始める計画だそうです。
そして、25年までには全世界の全店舗で、プラスチック製ストローの廃止に加え、ハンバーガーを包む包装紙や箱、袋などの全てのパッケージや製品をリサイクル可能な資源に切り替えることを目指すということです。

【A&W】
6月上旬、プラスチック製ストローの使用を段階的に廃止し、代わりに紙製のストローを提供すると発表しました。

【その他】
紙製ストローへの切り替えを発表した会社には他に、レシピ・アンリミテッド(Recipe Unlimited)があります。同社はハンバーガーのハービーズ(Harvey’s)や鶏肉料理のスイス・シャレー(Swiss Chalet)やサンテュベール(St-Hubert)、ステーキのThe Kegやモンタナズ(Montana’s)など、さまざまなブランドのレストラン1300店舗以上をカナダ国内展開している企業です。


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