最低時給のアップのお話
6月1日から$12.65、そして2021年には $15.20へ

東京都の最低賃金をご存知でしょうか?2017年に改定があり、時給「958円」となっています。資料によれば、一番低いのが高知と福岡を除く九州地区の「737円」となっています。

こちらカナダの最低賃金は資料によれば、一番高いトロントがあるオンタリオで時給「$14」(1月1日現在)で、2019年にはなんと時給は「$15」になる予定です。
さて、ここバンクーバーでは現状の時給が「$11.35」、そして6月1日には「 $12.65」、また2019年6月には「 $13.85,」になる予定です。

トロントなんかは円にすれば時給1400円、1500円になります。

一方トロントに比べ時給が低いバンクーバーでは、BC州の労働組合が「こんな安い時給ではやっていけないぞ、トロント並みに給料上げろ」と訴えています。

それに対し政府は「2021年まで待ってくれ」、という回答をしていますが、 500,000人もいる「所得」が低い労働者にとっては納得できるものではないようです。

さて、日本からく来るワーホリの子たちに目をやると、どうでしょうか。仕事がら多くのワーホリの子たちに接していますが、この子たちからは「別」の様子が見えてきます。

「低所得」に属するこの子たちが働く日系のレストランなんかは時給「$15」で、8時間働くと$120になり、20日間働くと$2400(税込み)を稼いでいることになります。

こうした職場はさらに「チップ」がもらえますので、それを含めると$3000~$4000(税込み)くらいを稼ぐことになります。おまけに「賄い」がありますので、食費がほぼ「ゼロ」で、お金がどんどん貯まっていきます。
稼いだお金で、飲みに行ったり「オーロラ」を観に行ったり、マチュピチュやウユニ塩湖、オーランドなどに行ったりしています。
うらやましい限りです。

年間で$48000税込み(約460万円同)、日本にいたら、どうです?これだけ稼げますか?

「こんなにもらえるんじゃ、日本じゃもう働けないよね~」

という声もワーホリの子たちからはよく聞ききます。
※スタバなどの英語環境で働く子たちは稼ぐ給料はチップなどがなく低いです。

確かに時給が1000円以下、中には800円にも届かない時給の日本の現状に比べると、カナダのワーホリの子たちはたくさん稼いでいますよね。

ただ、こうしたコメントも、稼いだ分全部自分に使えるワーホリなどの「短期滞在者」ならではで、バンクーバー地区で暮らす市民にとっては税金、子供の養育費、家賃、ローンの支払いなどなど「高い」生活費に「悲鳴」が上がっているのも「事実」ですがね。

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