Thanksgiving Day
Turkeyを食べる日!? ~感謝祭あれこれ~

Thanksgiving Dayは、Turkeyを食べる日!?  ~感謝祭あれこれ~

秋のお楽しみのひとつ、Thanksgiving Day(10月9日)。この週末は、ファミリーで共に過ごすための連休として定着している。

【カナダの感謝祭のはじまり】
アメリカのThanksgiving Day(11月の第4木曜日)の由来は、よく知られている。イギリスのピルグリム・ファーザーズたちが、自由を求めて1620年にアメリカ大陸にやってきて、冬の寒さや飢えで多くが命を落とした。先住民族であるアメリカインデアンに助けられ、翌1621年には豊かな収穫を得ることができ、感謝して共に祝った。この時にTurkeyを食べたので、現在も“感謝祭にはTurkey !”なのだとういう。

実はカナダで感謝祭が祝われたのは、これより前の1578年のこと。イギリスの探検家・Martin Frobisherがニューファンドランドに上陸し、無事到着したことを感謝して祝ったのがカナダの感謝祭のはじまりだと言われている。

【祝日としての感謝祭】
長い間、感謝祭は10月の終わりや11月初めに祝われていたが、カナダでは1879年に11月6日を公式な休日(national holiday)に制定した。その後の1957年に“10月の第2月曜日”に変更。これは、第2次大戦後にRemembrance Day(11月11日)ができたので、祝日が同じ週に重ならないようにするため。また、アメリカに比べて北に位置するカナダは、収穫の時期が早いことも理由のひとつである。

【感謝祭の祝い方】
北米では、Thanksgiving Dayは“Turkeyを食べる日”と認識されている。メインはクランベリーソースまたはグレービーを添えたRoast Turkey。通常、オーブンで焼く時にスタッフィングとよばれる詰め物(パンや米など)をするが、それぞれの家庭の味があり楽しい。(スーパーで箱入りのスタッフィングもあり。)その他、マッシュポテト、温野菜、パンプキンパイなどがこの日の定番のご馳走。現在では本来のキリスト教的な意味はほとんど薄れ、日頃家を出て生活している人たちが帰省し家族で過ごす連休となっている。“お袋の味”を堪能する時でもあるわけだ。

【Turkeyを食べると。。。】
「Thanksgiving DayにTurkey をたくさん食べると眠くなる!?」と言われる。実は医学的には根拠がない。“Turkeyに含まれるトリプトファンという物質が、トリプトファン→セロトニン→メラトニンと変化して脳に働いて睡眠を促す”という説もあるが、実はトリプトファンを多く含む食品はTurkeyだけではない。お酒を飲んだり、大量の炭水化物を摂取したり(食べ過ぎ!)が、眠気をひき起こしている、というのが真相のようだ。

Tukeyは鶏肉に比べて低カロリー・高タンパクで、ミネラルや鉄分も豊富なため、ヘルシーな食材として北米では人気が高い。

Roast Turkeyに挑戦したい方は、清水なおみ先生のこちらのレシピをご参考に。
   →http://blog.livedoor.jp/naomiscafe/archives/2190062.html

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