ベルーガに会いに チャーチルへ行きます
④チャーチルってどこ??

そもそも、表題にあるチャーチルという街を知ってる人はほとんどいないと思います。それもそのはず、バンクーバーのカナディアンですら知っている人がほとんどいなかったですから…。カナディアンに「チャーチルに行きたい!」と言うと、毎回「どこ、それ?」「何でそんなとこ行くの?」と言われました。そこで今回は、チャーチルについて、なぜそんなところに行くのか、についてお話ししたいと思います。
 チャーチルは、トロントのあるオンタリオ州のお隣・マニトバ州の北部、ハドソン湾に面した人口約1,000 人のとても小さな田舎町です。
冬には気温−30℃、夏でも最高17℃程度にしかならず、しかもここに通じる道路はないため、鉄道か飛行機でしか行くことができない陸の孤島です。
 なぜそんなところにわざわざ行くのか、それは、6月末から7月末になると5 万頭を越す、クジラの一種、ベルーガを見られることで有名な街だからです! さらに10 月から11 月にはシロクマも見られ、別名「世界のベルーガの首都、シロクマの首都」と呼ばれています。
極地動物(北極や南極周辺に住む動物)を見ることは、私の夢の1つでした。それが叶う街がカナダにあるのであれば、もう行くしかないでしょ!
 実は最初、この街には旅行として行くつもりでした。しかし、チャーチルについて調べているうちに、それぞれの動物を見られる時期が違うこと、場所が特殊なため、旅費が予算を大きく超えることがわかりました。さらに動物が見られる時期が短いこともあって、1 月頃に調べ始めたにもかかわらず、ホテルやツアーがすでに売り切れ始めていました。3 月末から働き始めようとしていたため、いつ、どれだけ休みがもらえるのかわからない状況で予約することもできず、でもベルーガもシロクマも見たいし…と悩んでいたところ、友人がポロッと

「じゃあそこで働けばいいじゃん」と。まさに目から鱗! 

その発想がなかった!! 

そこから私のカナダ生活は予定から大きく方向転換していくことになりました。(続く)

Tomona
夫婦でワーホリでバンクーバーに。日本では「水族館」で働いていたことがあり、今は念願が叶ってチャーチルで住み込みで仕事中。相方はロッキーでガイドの仕事をして、場所は離れていますが、夫婦で海で山で活躍中です!

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