カナダも子供の人口よりもシニアの人口の方が多い

日本では「子供の日」に合わせて子供が高齢者の半数以下という報道がされています。

【総務省推計】
2017年4月1日時点の15歳未満の子どもの数は1571万人で、2016年より17万人少なくなった。
【男女別】
男子805万人、女子767万人

1950年に総人口の3分の1を超えていた子どもの割合が、12.4%と過去最低を更新して、65歳以上の人口の半分以下となっているとのことです。

さて、こちらカナダでも、これだけ移民の国でありながら、意外にも『子供の数よりも高齢者の数の方が多い』という調査を始めて「初めて」の結果がでて、ビックリというニュースがありました。

これはStatistics Canada(カナダ統計局)が5月3日に明らかにしたもので、2016年に行われた国勢調査をもとに調べたところ、

カナダは3500万の内、65歳以上の高齢者数(590万人)の割合が16.9%で、14歳以下の子どもの数(580万人)の割合16.6%をわずかながら初めて上回った

とのことです。

高齢者の数が2011~2016年で20%も増加したにもかかわらず、子どもの数は4.1%しか増えていないとのことで、国民の平均寿命が伸びる一方で、出生率が低くいままになっているのが原因と考えられています。また、高齢者の増加率は「1871年以降で最も大きく、カナダで高齢化がより速いスピードで進んでいることを明確に示すもの」ともしています。

2031年には4人に1人が65歳以上の高齢者になり、2061年には1200万人の高齢者となり、800万を切った数の子供となることが予測されてもいます。

日本を含め、こうした傾向は先進国に多く見れられる傾向ですよね。

各州での割合(%) 14歳以下 65歳以上
Canada 全体 16.6 16.9
Newfoundland and Labrador 14.3 19.4
Prince Edward Island 15.9 19.4
Nova Scotia 14.5 19.9
New Brunswick 14.8 19.9
Quebec 16.3 18.3
Ontario 16.4 16.7
Manitoba 19.1 15.6
Saskatchewan 19.6 15.5
Alberta 19.2 12.3
British Columbia 14.9 18.3
Yukon 17.5 11.9
Northwest Territories 21.2 7.7
Nunavut 32.5 3.8

Younger populations in the Prairies and the North, older populations in Eastern Canada

   by  Statistics Canada

 


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