世界の『都市総合』力ランキング 2016

42都市中、東京、堂々「3位」、バンク―バーは8ランク下げ「28位」

 「都市総合力ランキング2016年度版」(主要都市を経済力や文化発信力などで比べた)という調査が森ビルが設立した森記念財団によって行われ、2008年から毎年公表されています。調査対象の主要42都市を「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の各分野で点数化したものです。

 東京は毎年4位。1位ロンドン、2位ニューヨーク、3位パリがずっと続き、万年4位が東京の「指定席」となっていましたが、2016年はパリを抜いて見事「3位」になりました。「パリ」で起こったテロ事件が大きく影響し、反面、東京は観光客増加や羽田の国際化がプラスになったとのことです。なお、東京以外の国内の都市では、大阪が22位で順位を二つ上げ、福岡は36位で一つ下げました。

 さて、バンク―バーといえば、28位になっていますね。昨年は20位で、8ランクも下げました。これはやはり、「文化・交流」「交通アクセス」のポイントが低いのが原因でしょうか。トロントはさすが!「18位」です。立派、と拍手を送りたいですが、それでも昨年に比べ2ランク下げています。

バンクーバーはこの「都市総合力」から見ると、1位にははるかに及ばないです。「住みやすい都市」では上位に入るバンク―バーですが、調査によっては視点の置き方によって、順位もかなり違ってきますね。

42都市ランキング+ベスト10表
分野別総合ランキング
分野別ランキング表
分野別総合ランキング変動表

バンクーバー・トロント抜粋hyo1


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