バナナ が ヤバイ!

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バナナがヤバイ!

バナナは安くて、栄養価満点の食べ物。Oops!スタッフは毎日のように食べていますが、このバナナ、今、大変なことになっています。

不治の病

バナナは「品種改良」につぐ「品種改良」で伝染病には大変弱い植物です。その代表的な病気は「パナマ病」これが1960年代に広がり、最も人気があったグロスミシェル種のバナナを壊滅させました。

そして、今度は「新パナマ病」が広がってきています。国際バナナ会議があったマイアミの会場は、直前になって中米コスタリカから米マイアミに変更されたものです。何故なら、出席者の靴に付いた汚染土から、中南米に病気が広がる恐れがあるという理由だったんですね。

それほど、この「新パナマ病」ヤバイんです。

今、この病気、「萎凋(いちょう)病」とも呼ばれ、アジアからオーストラリアの一部、アフリカ、中東へと広がっています。特に欧米で消費されるキャベンディッシュ種のバナナが影響を受けやすい状況です。

国連食糧農業機関(FAO)は今月、新パナマ病について「世界で最も破壊的なバナナの病気の1つ」とし、この病気に対抗するため、360億ドル(約4兆円)規模のバナナ業界が行動する必要があるとしました。

一旦のこの病にかかると、バナナにとっては「不治の病」となり、伝染しバナナ畑が全滅してしまうことになります。バナナの研究者や生産者は現在、大急ぎでキャベンディッシュ種に代わる新種のバナナの開発に力を入れ、台湾ではキャベンディッシュの変異種が何種類も開発され、フィリピンや中国で試験が行われています。

中南米は今のところ影響を免れており、欧米でバナナが値上がりする事態にはなっていないものの、今後パナマ病が中南米に広がれば、北米や欧州に輸出されるバナナの種類や値段が変わる可能性はあるようです。

パナマ病は最高で40年も土壌の中に残る可能性があるとも言われ、新種のバナナの栽培には多額のコストがかかるようです。

今はスーパーにあるバナナですが、既に、バナナをかき集めている状況」とのことです。これが空っぽになる日が来ないとも限らないです。


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