カナダの新政党の発表によると2016年度の移民受け入れ数は「305,000」と過去最高の数字。
2015年度の移民受け入れ数よりも7%のアップです。
この全体数字だけを見るとカナダの永住権申請受付数が上がり申請がし易くなるのかと思ってしまいますが、カテゴリー別にみるとそうでもないようです．．．
ファミリーは2015年度の68,000から今年度は80,000に目標数が上がり17.6%増。
避難民・HCカテゴリーの受付数は2015年度の29,900から98.6%増の59,400。勿論この背景にはシリア難民受け入れがあります。
この難民受け入れ増加を受けて、エコノミックカテゴリーは2015年度181,300から11.4%マイナスの160,600。
全体的は7.4%のアップでも、Express Entryを始めとするエコノミックカテゴリーは11.4%減なのでがっかりされる方も多いのではないでしょうか。
エコノミックカテゴリー受付数の2016年度の内訳
FEDERAL ECONOMIC – HIGH SKILLED：58,400
FEDERAL ECONOMIC – CAREGIVERS：22,000
FEDERAL ECONOMIC – BUSINESS：800
PROVINCIAL NOMINEE PROGRAM：47,800
QUEBEC SKILLED WORKER：26,200
QUEBEC BUSINESS：5,400
合計：160,600
ファミリークラスの2016年度の内訳
SPOUSES, PARTNERS AND CHILDREN：60,000
PARENTS AND GRANDPARENTS：20,000
合計：80,000
PARENTS AND GRANDPARENTSに関しては昨年度の受付数10,000から倍増の20,000、そして2016年度末には既に受付済みで申請審査待ちの申請書数を15%減らす方向で動いているそうです。
永住権申請審査プロセスの改善は多くの方の望みです。 1日も早く実現することを願います．．．
