社長訪問  荒川 安史 KAEN 

パッション 〜 情 熱 〜

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 ” パッション “。あなたは『情熱』を持っていますか? 

kaen5荒川さんの人生はこの言葉な しでは成り立たない。ホテルでの就職を志して学生ビザでカナダに渡航した荒川さんは、 ホスピタリティ・マネージメントを学び、ホテルでインターンシップをする予定だった。

ところが、大きなストライキがあったため、インターンを断念して一時帰国せざるを得な くなる。

幸い、2年間のカナダ滞在中にできた人脈からの誘いもあり、ワーキングホリデー でカナダに戻って一度は断念したホテル就職を再び目指すこととなった。

ワーホリ後の ワークビザ申請も視野に入れ、日本で調理士免許も取得する。これも理想の実現に向かっ て最大限の努力を惜しまない、荒川さんの”パッション”の 1 つと言える。  

そんな矢先に起こったのが

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ワーホリでカナダに戻ってきたものの、ホテルでの 就職は立ち消えとなり、荒川さんはシルバージュエリー店で働き始めた。

その後、縁あっ て移民申請をすることになり、申請中に何か手に職をつけられるスキルを勉強したいと考 えた荒川さんは、生来の手先の器用さを認めた職場の同僚から勧められ、ネイルスクール を選んだ。

『向いていればやればいい』
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2014 年 NAILPRO COMPETITION at IBS Las Vegas – 3-D Nail Art 第1位 (veteran)
2012 年 NAILPRO COMPETITION at IBS Las Vegas – 3-D Nail Art 第2位 (veteran)
2011 年 NAILPRO COMTETITION at Sacramento – Hand Painted Nail Art 第1位 (veteran)
など、計8回世界大会の受賞歴がある。

と軽い気持ちで始めたネイルだったが、卒業後、 スクールの講師として迎えられるほどの腕前となった。

一時は、講師とシルバージュエ リー店に加え、エステとネイルサロンの立ち上げにも携わり、3つの仕事を掛け持ちする という多忙ぶりだったが、働くことは全く苦にならないという。

2004 年に Nail de KAEN と KAEN Beauty Design Studio をオープンした後は、店を経営しながら自らもヘアスタイ リストのコースに通い、知識と経験を深めた。  

” 天才とは 1% のひらめきと 99% の努力 ”

という名言がある。
この言葉を例に出し、

何かが好きだというパッション

頑張りたいというパッション

を持って努力することの大事 さを力強い声で語ってくれた。

努力したらその分、形を変えて返ってくる、それはまさに これまでの人生に裏打ちされた言葉だ。

自分は常に何かを探し求めていて、多分最後まで 満足しきることはないと思う

と荒川さん。

次の理想は、

人の心のオアシスになるような安らげる場所を作ること

だそうだ。

常に何か探し求めて生きていたい 
過去も今も、そしてこれから先も変わる事はない
インタビュアー坂井:なぜ留学をしようと思ったのですか?

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荒川1 人で生きていく力を身に付けるため…ですかね。強くなりたいというか。こう見えて弱虫で小心者、内気なんです(笑)。常に誰かと一緒にいたい、1人で買い物とか行きたくないというタイプ。友だちはすぐできる方だったから、楽しいと一緒にいて依存してしまう。そこから抜けられなかったらどうしよう…と思ったのが最初です。

海外渡航を決めた最後のひと押しになったきっかけは何かあったんですか?

荒川:小さい頃から、言い出したら聞かないタイプだったんです。何かしたいと思ったらすぐしたい、欲しいと思ったらすぐに欲しい。買えなくて手に入らなければ何とかして自分で似たようなものを作ってしまうとか。結構、頑固だし、せっかちなんです。一度決めたら信じ込む。本当に不可能はないと思ってます。パッションさえあれば!

カナダに初めて来た時や、お店を立ち上げた時や経営で、苦労されたことは何かありましたか?

荒川:今、振り返ってみると色々と大変な思いはしました。でも、当時も今もそれを苦労した、とは感じていないんですよね。単に苦労とは思いたくないのかもしれませんが(笑)。

お休みの日は何をされてますか?

荒川:ハイキングとか散歩です。疲れを癒して、日々の考えを整理しつつ、精神統一をしてます。

kaen7荒川 安史(あらかわ やすし)

1998 年 カナダへ留学

2004 年 KAEN オープン

KAEN Beauty Design Studio と Nail de KAEN を経営

KAEN Nail Design Academy 講師


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