【Atsumi】【Candy】4月5日号 カバーモデルストーリー

2月にバンクーバーダウンタウンで催された『原宿ファッションウォークin Vancouver』。このイベントの中心となったのがAtsumi さんとCandy さん。年齢も出身も全く違う2人を結びつけたのは、大好きな原宿ファッションと”バンクーバー”。それぞれの「好き」なこと、将来のことなどについて、お話を伺いました!

Apr2016Atsumi さん
『しっかり日本のファンを作って来い』と言われてバンクーバーに来ました

 地元熊本での高校時代には雑誌を見て情報を仕入れたり、お気に入りのモデルさんのページを切り抜いてスクラップを作ったり、お店でかわいい服や雑貨を買って自分なりの原宿ファッションを楽しんでいたAtsumi さん。高校卒業後は、大分県にある立命館アジア太平洋大学に進学。留学生と日本人が半々という環境で学生生活を送った。

Atsumi さん曰く

「山の中だったんで、大学に入って普通の人になりました(笑)」。  

 そんなAtsumi さんが”再デビュー”を果たしたのは、大学院に進み、研究テーマとして『原宿文化』を選んだのが切っ掛け。

「もともと趣味でやっていたことだけど、なんで好きなのかが自分でもわからなくて、もう1回見つめ直したいと思ったんです」。

 春と夏には研究のため1 ヵ月ぐらいずつ東京に滞在して、その時に高校時代からずっと興味があった原宿ファッションウォークにも参加した。これは、ファッション好きな人たちが集まって、それぞれの個性溢れるスタイルを楽しみながら一緒に原宿の街を歩く、というイベントロリータ系、ビジュアル系など色々なジャンルがある中、Atsumi さんやCandy さんのようなスタイルは『デコラ系』というそう。ただ、日本で奇抜な格好をして街を歩いていると、時には心ない否定的な言葉を投げられたりすることもあるという。

「こういう格好ができるのは日本の中でも、限られた場所、例えば東京だったら原宿、とか、場所が決まっているんです」。

 それに対して、バンクーバーでは個性的なスタイルの人たちがバラバラと普通にどこにでもいて、自由な感じがする、という。  
 昨年9月、Atsumi さんは文科省の奨学金を受けてバンクーバーに渡航、 現在UBCで日本文化の広がりを研究する一環として、カナダでの原宿文化の広がりや、実際のファンの人たちがどこで情報を得てどんな活動をしているのかなどを調べているそう。

「UBC では日本文化の授業がすごい人気です。若い子ほど興味があって、最近の日本のアニメの話題もわかる。 オタクであることをみんな隠さないんですね(笑)」。

 いずれはUBC の大学院への進学も考えているというAtsumi さん、今後は原宿文化に限らず、アニメやオタク文化など日本の世界への広がりも含めて研究できたらと思っている。

harajuku

■ Atsumi さん(右):日系祭りでCandy ちゃんを見かけて、思わずナンパしてしまいました!(笑) Candy さん(左):バンクーバーはロリータが多いので、デコラ系を広めていきたいです!■

Candy さん
バンクーバーでは、みんな違っていてみんな良いんだ、という感じがすごい好きです

 現在19 歳のCandyさん、初めてバンクーバーに来たのは高校時代の短期留学だった。通っていた高校が組んでいた留学プログラムに参加して、3ヵ月ほどバンクーバーに滞在。日本から一緒に来たクラスメイトと共に英語の授業を受け、午後はアクティビティに参加というもの。そんなバンクーバー体験の感想は、もう戻ってくることはないだろうな、だった。ところが日本に帰国して、逆カルチャーショックを味わう。

「日本に帰ってみたら、バンクーバーって過ごしやすかったなと感じたんです」。  

 デコラ系ファッションが大好きで、普段から自分なりのスタイルを楽しんでいるCandy さん。日本では周囲からの言葉で型にはめられるようで 窮屈な思いをしていたが、バンクーバーでは個性的なファッションに対して、かわいいね! と言われるのが嬉しかった。

 2度めのバンクーバーは去年の5月から。単身での1年間の語学留学だ。バンクーバーで盛んに開かれているアニメやコスプレ系のイベントのみならず、リッチモンドのナイトマーケットや、日系のイベントなどにも積極的に参加し、ダンスや歌のパフォーマンスを披露してバンクーバーでの人脈を広げていったCandyさんの活躍は、まさに水を得た魚のよう。 そして、たまたま遊びに行ったNikkei Matsuri の会場で、CandyさんとAtsumiさんは出会った。同じデコラ系の愛好者同士、意気投合するのはあっという間! この出会いが、バンクーバーでの第1回原宿ファッションウォークの開催へと繋がった。  

 将来はファッション関係の業界に進んで働けたら…という夢を持っているCandy さん。バンクーバーで応援してくれる友人もできた。もちろん機会があればどんどんイベントにも参加していくそうなので、見かけたらぜひ応援を!!


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