【山中大樹】【大方静華】3月2日号 カバーモデルストーリー

とても息の合ったポージングを披露してくれたお二人は、語学学 校の元クラスメイト同士。通った時期が重なったのは1ヵ月だけ だったけれど、それから半年以上経った今でも良い友達同士だそ う。今はそれぞれの場所で、バンクーバーのワーホリ生活を満喫 中。山中大樹(やまなかだいき)さんと大方静華(おおかたしずか)さん にお話を伺いました。
山中 大樹さん

日本とカナダの接客に関する考え方の違いに驚きました。  

Mar12016 大樹さんがバンクーバーに来たのは、去年の 1 月。高校卒業後、新聞奨学生として予備校に通いながら浪人生活を送り、再度受験に臨んだが、思うような結果が得られなかった。さてどうしようか…と考えた際に、カナダに移民して今はバンフに住んでいる親類から『綺麗で良いところだから、 一度来てみたら』とずっと誘われていたこともあって、良いチャンス!とばかりカナダへの渡航を決めた。

 まずはビジターで入国し、最初の半年間はみっちり語学学校で英語の勉 強に励んだ。ワーホリに切り替えてからは、ダウンタウンにあるプーティ ン屋で仕事を得て、同僚もお客さんもほぼ 100%英語環境という中で、仕事に遊びにと、忙しく過ごしている。  

 日本では寿司屋でバイトをしていた経験のある大樹さんだが、こちらで働き始めて驚いたのが接客の違い。日本ではお客さんが絶対「上」の立場で、私語を交わすことはなかった。ところがカナダでは、フレンドリーさ や、気軽に話しかけるのが接客の基本。お客さんには友達のように普通に話しかけるし、『今日は何するの?』『今夜は何してたの?』とプライベー トなことも聞いたりする。また、日本にはないチップも、自分がもらう立 場になってみて、改めてカナダのサービスって何だろう?と考えるきっか けになった。自分が良かれと思ってしたことが、逆にお客さんの機嫌を損ねる結果になり『チップが欲しいんだったらもっと良い接客しなさいよ!』 と怒鳴られるというショッキングな経験も味わった。とはいえ、「カナダでの生活はすごく楽しい。絶対来て良かったです!」と断言する大樹さん。 バンクーバーはもう第2 の故郷と呼べる場所だ。  

 今後は、オーロラを見に行ったり、同僚とメキシコ旅行に行ったり、帰国前にはバンフでカフェを経営する親類の手伝いをしに行くなど、ワーホ リ生活を120%満喫予定。他の国へのワーホリも思案中だという大樹さん、 どの国へ行ってもこのカナダでの経験はきっと役に立つことだろう。

大方 静華さん

いつか自分の経験を活かして、異国での子育てに悩んでいる人の役に立てたらと思っています 。 

 無題3英語に興味を持ったのは、短大時代に友人に誘われて出たスピーチコンテストがきっかけだった。初めて覚える英語のスピーチに苦労はしたけれど、終わった後の達成感は素晴らしかった。英語を通して知った日本との文化や考え方の違い、それを異文化の中でのコミュニケーションを通して もっと深く知ることができたら、自分の世界観や視野も広がって面白いんじゃないかと思い、海外への思いを抱き始める。  

 行き先と定めたのはカナダ。気持ち的には、すぐにでも日本を飛び出したいぐらいだったが、時期や資金の問題もあり、いったん思いとどまっ た。卒業後、幼稚園の先生として働き始めた静華さんはこの時、

「5 年間働いた後も、まだカナダに行きたい気持ちが変わらなかったら仕事を辞めてワーホリに行こう!」

と心に決めたという。そして、その気持は色褪せることなく、静華さんは去年の 6 月にバンクーバーへ渡航を果たした。  

 幼稚園で働いていた経験から、こちらでの教育や幼稚園、デイケア、プリスクールの様子を見てみたいと思っていたので、積極的にボランティア も体験し、ナニーの仕事にも就いた。その経験を通して、日本から遠く離れたこの地で子育てに頑張っているお母さんたちの姿を知ることができ た。

「近くに気軽に相談できる場所や一時預りを受け入れる場所がない中で、ずっと子供と一緒にいるお母さんたちが多い気がします。例えば、一 時預り兼子育てアドバイザーのようなことができたら、そんなお母さんたちを手助けできるんじゃないかなと思いました」。  

 6年越しの夢が叶い、新たな夢への手掛かりも掴みつつあるようだ。けれどその前に、静華さんにはまだまだやりたいことがたくさんある。
 今はただ走り続けるのみ!


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