トランプ大統領令『Protecting the Nation from Foreign Terrorist Entry Into the United States』が騒動を引き起こしている。

Protecting the Nation from Foreign Terrorist Entry Into the United States

イラン、イラク、リビア、ソマリア
スーダン、シリア、イエメン

これらのイスラム圏からアメリカへの入国は、例え「グリーンカード」を持っていても「拒否」というトランプ大統領令により、アメリカ行きのエアカナダに乗り込むことができなかったという騒動がありました。 この大統領令は声高々に説明がされていないので、世界各地で騒動を引き起こしているようで、アメリカ移民局スポークスパーソンによれば、

『Protecting the Nation from Foreign Terrorist Entry Into the United States』とは
該当の国からの渡航者は例えビザを持っていても、グリーンカードを持っていてもこれから90日間は入国を禁止する

とのことです。 つまり、これらの国の人たちはバケーションや家族に会いにアメリカ国外に出た場合、今後90日間は少なくてもアメリカに戻ってこれないということになります。

イラン系カナディアンなど、イスラム圏のカナダ国籍を持ったカナディアンはどうなるのか。

この人たちはカナダのパスポートを所持しており、「カナダ人」なんですが、カナダのこうした問題のエキスパートによれば、アメリカの法律には詳しくはないと前置きしておきながらも、

該当国とカナダの2か国の国籍を持っていたとしても、また例えカナダ生まれであっても該当国の両親であれば、アメリカ入国拒否にあう可能性があるのでは。

と話しています。 ワシントンにあるカナダ大使館は1両日中にもこの件に関して情報が提供できるようにしたいとコメントを出している模様です。

既にアメリカに到着していた人たちは入国できずに、そのまま引き返したり、空港で釘付けになっているとのことです。報道によればイラクでアメリカ軍の通訳として従軍していた人もいるとのことです。

canadaus

今後の影響

アメリカでビジネスをしている該当国出身のアメリカ人は、今後こうしたイスラム圏にかかわるビジネスに影響がでてくるのではないかと危惧しているようです。
この大統領令により、該当国の新規ビザ発給は停止になっており、今後はシリアからの難民は無期限、他の国からの難民は120日間の受け入れをストップするとのことです。


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