〜皆さんのメッセージを伝えます〜
日本警察消防スポーツ連盟
ボランティア救助復旧支援隊
ここに2人の元消防士がいる。元山武郡市広域行政組合消防本部勤務、小川学さんと、元埼玉県大宮市消防本部勤務、菊地祐二さんだ。バンクーバーでこの度の震災を知り、彼らの救助魂が動いた。何とか被災地に行って、自分たちが手助けできることがないのか? 何千キロの太平洋の彼方から聞こえてくる悲痛な被災者たちの助けに応えたい…そんな彼らの思いが通じ、日本へ召集されることとなった。彼らの活動内容は、具体的には明らかではないが、「被災地復旧作業及び行方不明者の生存確認」というもの。活動場所は連盟支部のある「仙台市内及び若林地区を中心に行動」となっている。気になる福島第一原発から約100kmの位置での作業を4月上旬から、小川さんは約10日間、菊地さんは約30日間滞在予定として、今準備に余念がない。
ー 日本警察消防スポーツ連盟とは何でしょうか?
小川 世界中の警察官、消防官、刑務官、麻薬取締官など、社会の安全機能を維持する公安の職に就く人たちのみが出場できる「ワールド・ポリス・アンド・ファイヤー・ゲームズ」という国際スポーツ大会のサポート団体が日本警察消防スポーツ連盟です。その団体のカナダ支部に私と菊地さんが在籍しています。この団体は、2つの責務があります。1つは上記の大会のサポートですが、もう1つは、災害の救助活動をするということです。この団体には日本全国の警察官や消防官が所属していますが、彼ら現職に加えて、退職者も参加しています。その団体が、ボランティア救助復旧支援隊を編成して、今回の東北関東大震災への救助に出ることになったのです。
ー 全国から現職の消防士も参加しているのですか?
菊地 そうです。非番の日に、自己負担で九州や関西からも救助に行くんですよ。皆は、2、3日行って、また帰って・・・ということを繰り返しているんですよ。見ているわけにはいきません。私たちも、すべて実費、自己負担となります。ボランティアは、自分たちの寝るところ、食料、救助するために必要な用具を揃えて行かなくてはいけません。いろいろ考えて、中古のバンを購入するか或いはレンタカーを利用して、その中に資材や食料を積み、寝泊まりすることに決めました。
ー 大変な犠牲を払っていらっしゃいますが、ご家族の反対はありませんでしたか?
小川 始め、妻は行くのに賛成でしたが、原発の事故が伝えられてからは、反対しましたね。正直なところ、私たちも
『原発が怖くないか?』と言われたら『怖い』です。それは、放射能の危険性については現役時代に訓練を受けているだけに、原発への恐怖感は特別です。でも、人手は本当に足りないので、ボランティアは必要です。しかし必要なのは、『今すぐ活動できる、プロフェッショナルな人材』。特に若林地区は、まだ手付かずの状態なんです。どうしても、行かなくてはいけないと説得して…。妻も最後は「誰でも行ける場所ではない。送り出すのが妻の務め」と納得してくれました。菊地さんの奥さんも思いは同じです。
ー 皆さんに伝えたいことありますか?
小川・菊地 今回日本警察消防スポーツ連盟カナダ支部の活動名を「Kizuna(きずな) Project」とします。もし少しでも私たちの行動・活動に興味・賛同していただけるのであれば、この活動資金をご援助いただければ幸いです。私どもがカナダにいる皆様を代表して、被災地へのメッセージと共に思いを届けられたらと、考えています。たくさんのお金が集まった場合は、この連盟に寄付し、今後も長く続く救助活動に使用してもらうつもりです。よろしくお願いします。
日本に向けてのメッセージを書く皆さん

スティーブストン仏教会にて

Japan Love クラブイベントにて