「JIN−仁−」最終回、26.1%まで伸ばしました。堂々の横綱相撲で、内容評価・数字とも2011年の代表作の1つとなるのは間違いないところでしょう。裏番組のフジテレビ「マルモのおきて」は猛追の23.9%で終了。見事なまでの伸長で、怪物ドラマをあと1歩まで追い詰めました。平均視聴率でも、15%を超えたのが放送5回目以降にもかかわらず、常に15%前後をキープし続けたフジテレビ・天海祐希「BOSS」と、テレビ朝日・上川隆也「遺留捜査」を最後に抜き去り、2位の座を獲得。テーマソングのビッグヒットも確実視されており、こちらも今年を代表する作品となるでしょう。
さて、夏ドラマで、これくらいのレベルに達することができる作品はあるでしょうか? で、答えは、ないです(苦笑)。恐らく、今年「JIN−仁−」に迫れるのは、TBSが10月から60周年記念ドラマとして、半年間に渡ってオンエアする大作ドラマ「南極大陸」くらいではないでしょうか。秋ドラマにもかかわらず、夏を通り越して既にかなりの詳細が発表されているので、いったんここで触れておきます。主演は木村拓哉。映画『宇宙戦艦ヤマト』を大コケさせたキムタク。ここで失敗すると間違いなく芸能界でのポジションが変わってしまいます。キムタクが演じるのは、第1次南極越冬隊副隊長で地質学の研究者・倉持岳志。戦後最大の国家プロジェクトとして、前人未踏の「南極大陸」に、仲間と樺太犬と共に命がけで挑む様を、時間と俳優と費用をふんだんに使って描いていきます。共演者は、堺雅人・山本裕典・寺島進・緒形直人・柴田恭兵・香川照之といったところ。“民放の大河ドラマ”と銘打っていますが、そこまでではないものの、実力派役者陣を揃えたのは確かです。柴田は、南極観測の総責任者である第1次南極観測隊隊長で、他の堺・山本・寺島・緒形・香川は、木村と共に南極に挑む第1次南極越冬隊のメンバーを演じます。このドラマについては改めて詳報したいと思います。
さてさて、夏は指をくわえてやり過ごすしかないのか!?
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続編となる上戸彩「絶対零度」、伊藤淳史「チームバチスタ3」はそこそこの数字を取るでしょうが、化けることはあり得ません(まあ、他作品との相対関係で前回以上の好数字を取る可能性はありますが)。
前回ご紹介した「花ざかりの君たちへ」とほぼ同じ狙いで“イケメン物量攻め”を仕掛けるのが、かのチャン・グンソクブームを引き起こすきっかけとなった韓国ドラマ「美男(イケメン)ですね」のリメイク版。まあ、ここのところ、日本・韓国・台湾で、どれがオリジナルで、どれがリメイクかを厳密に線引きするのは難しくなっている気もいたしますが…。当たったものを換骨奪胎してオリジナル風に作り出すのが常態化している現状の中、日本で当たったイケメンものをアレンジしてでき上がった作品を改めて日本でリメイクした、とも言えそうな感じではあります。ちなみにチャン・グンソクが演じた天才肌ミュージシャンの役には玉森裕太。単なる学園モノではなく、音楽業界に踏み込んだストーリーである点で、これまでのイケメンものの上限を超えていく可能性はあると思っています。
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