ツナママ日記
 

クリームとクロワッサンの国

ブーローニュの森探索
パリ通信員:てんちょう

フランス発
 


これがボート乗り場
天気の良い日には列が出来る


ボートに乗ってみると、またちがう景色が見られるかも

  パリには、森が2つあります。西の端にブーローニュの森、東の端にヴァンセンヌの森。端とはいえ、どちらも市街地と隣接し中心部からでもメトロに15分も乗れば着いてしまいます。2つの森にはそれぞれ大きな人工池がいくつかあって、週末にはボート遊びをする人たちや水辺でくつろぐ人たちで賑わっています。また、広大な敷地内には植物公園や劇場、乗馬施設、農園などもあります。実際に暮らしてみると、パリでの生活は快適なことばかりではないし、日本に住んでいるときとはまた別のストレスもある訳で、街の喧騒を離れて自然の中で心身を充電したいときにはもってこいの場所なのです。
  週末、ブーローニュの森へ出かけました。その昔、フランスの国王たちが狩りを楽しんでいた場所でもあります。森に入ってすぐ、市街地よりに大きな池があるのですが、泳いでいる鴨やボートに乗る家族、カップルを眺めながらこの池の周りを散歩。木々に取り囲まれた池がとにかく綺麗で、水のある景色に心が安らぎます。
  そして、さらに森の奥の方まで歩いてみました。森の真ん中辺りにまた別の池があり、ここには滝や洞窟なども作られていて、ちょっとばかり探検気分が味わえるのです。ただし、ブーローニュの森は846万uもあり、とにかく広い。行きはヨイヨイですが、帰りは同じ距離を引き返さねばならないのか…とへこたれそうでした。以前にもお話したことがありますが、パリでは昨年から電動の貸し自転車が市内全域に普及していて、森の中でもこの貸し自転車に乗っている人たちとすれ違い、森でのサイクリングもまた気持ちよさそうで、その手があったか〜と少し羨ましかったです! とはいえ、帰路でヘロヘロになりつつも森の小道を進んでいると、野うさぎに遭遇。自転車に乗っていたら会えなかったかもしれない、かわいい森の住人に挨拶することができて、これにはとても満足しました。今年は4月中旬になっても冬のコートが手放せなかったパリの春でしたが、ようやく暖かくなってきたので、またお弁当でも持ってピクニックに行くのもいいかなあ、などと考えています。

 
 

 

ソーセージとビールだけじゃない!

美味しい春の味覚
フランクフルト通信員:Hugot Sayaka

ドイツ編
 


白アスパラガスのオランデーズソース、ハムとじゃがいも添え


朝市に並ぶアスパラガス。等級ごとに値段が異なる

 

  ドイツ料理といえばソーセージやじゃがいもといった、お腹はいっぱいになるけれど何となく大味な食材を思い浮かべる人も多いだろう。ところがそんなドイツにも自信を持ってお勧めできる、知られざる春の食材が存在する。それはシュパーゲル=ホワイトアスパラガス。ドイツでアスパラガスといえば断然白。直径2cm以上にもなる巨大白アスパラについて、ドイツ人並みのこだわりを持ってご紹介しよう。
  その艶やかな白い野菜は、毎年イースターの頃に市場に並び始める。冬が長いドイツでは、春は心躍り待ち焦がれる季節。そんな春の到来を告げる白アスパラは、野菜の王様と称され特別視される。白アスパラの出荷時期は、4月中旬から6月24日聖ヨハネの日までの期間限定。見事なまでの真っ白い姿を実現するために、日光を遮って土の中で栽培される。折れたり傷付いたりすると商品価値が下がるので、今でも収穫は手作業だ。新鮮さが命とあって、その日に取れたばかりの白アスパラを直売するスタンドが街のあちこちに並ぶ。普段は倹約家のドイツ人だが、白アスパラガスだけは値段が高くても断然味の良いドイツ産を惜しみなく買い求める。
  肝心の味はというと、これがもう野菜とは思えないほど甘くてジューシー。日本のグリーンアスパラとはまるで別物。素材そのものが美味しいので、シンプルに茹でてバターを付けて食べるだけでも絶品。茹でたてを頬張ればとろけるように柔らかく、口いっぱいに甘みが広がる。ポピュラーな食べ方は、バターと卵黄から作るオランデーズソースを付けて食べるもの。黄色くとろみのあるソースに、新鮮な白アスパラが良く合う。ドイツの美味しいハムや茹でたての新ジャガを付け合せにすれば、もう最高。この時期のレストランでは、白アスパラガスの特別メニューが用意され、メインにはもちろん、肉の付け合わせとして、はたまた旨みを凝縮させたクリームスープとして提供されている。
  日本ではお目にかかれない新鮮な生のホワイトアスパラガス。この時期のドイツに居るからには、絶対に外せない春の味覚だ。

 


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