ツナママ日記
 


バケーションシーズン到来

レンヌとモン・サン=ミッシェル旅行
パリ通信員:てんちょう

フランス発


  今年の夏はレンヌに1泊して、ずっと行きたかった世界遺産、モン・サン=ミッシェルに行って来ました。ブルターニュの街レンヌへは、パリから電車で約2時間。朝早くに着いたので、まずは市内でお茶をしてみました。午前中のうちにレンヌの駅からバスに1時間ほど乗って、モン・サン=ミッシェルに向かいます。
  映画、『天空の城ラピュタ』のような姿をしたモン・サン=ミッシェルは、ノルマンディ地方にあります。サン・マロ湾にある小島で、その上には修道院。現在は、巡礼地というよりは、観光地として賑わう有名な場所ですが、一度訪れてみる価値は大いにあり。小島という隔離された空間の中に、上へ下へと小道が入り組んで街が作られていて、人間が作った不思議な小宇宙といった印象を持ちました。お土産屋やレストランが並び、観光客でごったがえす狭い参道もかなり可愛くて、島の中に足を踏み入れた途端、自然にテンションが上がります。
  島の敷地の多くは丘になっていて、急な坂道と階段を登りきると頂上の修道院が見えます。小さな島なのですぐに着きますが、そこは下界の喧騒から隔離された神秘的な場所。修道院のテラスや廊下から、島を取り囲む干潟とその奥に広がる海が一望でき、この景色がこの世のものと思えないほど美しく、一気に心の洗濯が完了し、充電される感じです。島を囲む干潟には降りられるので、結構遠くまで干潟の上を歩いてみました。夜はまたレンヌへ。いままで訪れたことのあるブルターニュの町の旧市街はどこも似ていて、レンヌの旧市街も、石畳の通りに梁のあるちょっと傾いた古い建物が並び、とても可愛いです。ブルターニュの郷土料理は、ガレット(そば粉のクレープ)とシードル。旧市街地のクレープ屋で、リンゴを発酵させて作る爽やかなお酒シードルと一緒に食べてみましたが、これがまた激ウマでしたよ!!

 


モン・サン=ミッシェルの参道。巡礼地ということで、聖ミカエルの絵入りのおもちゃのペンダントをお土産に

モン・サン=ミッシェルの修道院のテラスからの景色。神秘的な眺めが広がる

 

 

ビールとソーセージの夏!

ドイツの引越し事情
フランクフルト通信員:Hugot Sayaka

ドイツ発


  引越し。それは物件探しに始まり、下見、契約、荷作り、輸送、荷解きといった気が遠くなるような労力の積み重ね。それが海外ともなれば、習慣の違いから来る驚きの連続だ。今回は私自身が経験した、引越しにまつわるエピソードを披露しよう。
  物件を下見に行き、まず台所を見てビックリ。そこには流し台もコンロもない、がらんとした空間が広がっていた。水周りをチェックしようと思ったら、それ自体が存在しなかった。台所なのに、タイルの床以外は他の部屋と変わらない空っぽのスペース。それというのも、ドイツでは各自がシンクや調理台、換気扇に収納棚といったキッチンセットを所有しているからだとか。いざ引越しとなると、今住んでいる台所から自分のキッチンを取り外し、新居の台所に合うよう、組み立て直すのだ。もちろんマイキッチンなど持っているはずもない私は、前の住人から中古のキッチンセットを購入。良心的な値段で売ってくれたので良かったが、もし新品を揃えるとなるとかなりの痛手だ。しかも自分でキッチンを組み立てるなんて、不器用な私にできるわけがない。台所と同じく異様に映ったのが、目がちかちかするほど真っ白な壁と天井。外観は古い建物なのに、中に入れば塗りたての白く輝く部屋。理由を聞けば、賃借人は退去時に家中の壁を全部塗り替えて出なければならないからだそうだ。業者に頼むと高くつくので、普通ドイツ人は自分でペンキを買って塗り替える。ただし大家によっては、塗り方が雑だとやり直しさせられることもあるという。ただでさえ出費のかさむ引越しなのに、出て行くときにまでお金がかかるなんて…。
  文化の違いに戸惑いつつ、何とか無事に契約成立。賃貸契約初日に引越そうとしたら「その日は無理」と業者の一言。音に敏感なドイツでは、日曜祝日は引越し禁止なのだ。そんなぁ〜。


 
 自分で組み立てるシンク、コンロ、食器棚のキッチンセット。この作業だけで、1日潰れそう

これがドイツのキッチンのない台所。ちなみに照明器具も電球のみ。水道くらいは付いてていいんじゃ…
 

 


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