ツナママ日記
審査委員長 J Wave Communications Inc.
社長 八木智子

1986年にカナダと日本でワーキングホリデー制度が始まって以来、その評価は果たして向上しているのでしょうか? 1年間の海外生活を通してどんな若者でも、何かを得て帰って行きます。その1つひとつが尊い貴重なものだという事を、多くの人に知ってもらいたいという思いが『ワーホリ・オブ・ザ・イヤー』という賞を生み出しました。ワーホリで経験した事が正しく評価される日まで、Oops!はこの賞を通してワーホリの皆さんを応援していきます。
大賞
NaviTOUR 【旅行ギフト券 $300】
J Wave Communications Inc.  【報奨金 $300 】
特別賞
Coast Hotel & Resorts 【無料宿泊券(ペア)】
ユニーク賞
JTB / J-STATION 【ビクトリア日帰り旅行券(ペア)】
敢闘賞
H.I.S .【ウィスラー ヒルトンホテル 無料宿泊券(ツイン1室)】
主催 J Wave Communications Inc.
後援 カナダ大使館、在バンクーバー日本国領事館、日本ワーキングホリデー協会
NaviTOUR、Coast Hotel & Resorts、JTB / J-STAT


“ボクは、カナダに来た時と同じ格好で、同じ荷物をもち、スカイトレインの駅前に向かった。もうすぐ、出発だ。アンドレに会いやすい時間帯に行った。
最初の頃は見つけるのがあんなに難しかったのに。今ではわかるんだ、アンドレがどこにいるのか。やっぱりいてくれた。
ボクはカナダに来て1日目、初めて彼に会ったときのように、バックパックを彼の隣に置き、その上に腰掛け、黙って彼の歌を聴いてた。涙が止まらなかった。
最後の歌は、彼がボクに教えてくれた、彼のオリジナルソング。「My Song」だった。最後の曲が終わったとき、ボクはアンドレの涙に気付いた。ボクらは駆けより、抱き合って、人目を気にせず大声で泣いた。子供のように、泣いたんだ。
「気をつけて行っておいで、息子よ」アンドレはそう言葉を残してくれた。年が明けるまでに、必ずお金持ちになって帰ってくるから。それまで元気でね、アンドレ。”(抜粋)


  作者がバンクーバーに着いたその日に運命的な出会いをした、ガンに犯された64歳のホームレス、アンドレ。ストリートミュージシャンでもある彼から趣味のギターレッスンを受けながら、実の親子のように心を通わせて行く2人の交流が感動的。彼との出会いと別れ、再会などが、素朴な文章と写真によって綴られたA4用紙31枚にも及ぶエッセーの中に、散りばめられている。何はともあれ、文章を読んでもらえば、作者の純粋さとアンドレを思う気持ちが伝わるはずだ。このような作品に出会えただけでも、この賞をスタートさせた意義があるというもの。今後のワーホリ・オブ・ザ・イヤーの基準となる作品になることは間違いないだろう。








趣味であるヘンプのアクセサリー作りを生かして、ストリートで販売したことも。かなり好評だった。
受賞者のコメント

  思い起こせば、ボクのワーホリ生活のキーワードは“出逢い”でした。ギターとスーツケース1つでカナダに乗り込んだボクでしたが、最初は宿も、食べるものも、行く当ても、何もなくて…。しかし、この国で出逢えたたくさんの旅人のみんな、職場の同僚、そしてアンドレ。みんながいてくれたおかげで、ボクは少しずつですが、前を向いて進んでいくことができました。すべての出逢いに、心から感謝します。Peace。
文句なし、満場一致でワーホリ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた作品。日記のように淡々と綴られた文章と写真で構成されているが、このエッセーを特別なものにしているのは、アンドレとの心の交流。この賞を自己表現の場だけに留めないで、アンドレの存在をみんなに知ってもらうために使った発想にも好感が持てる。

       
 

   


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