ツナママ日記
 

映画と聞いて、どこを思い浮かべる? おなじみの派手なハリウッド映画はもとより、アメリカとはちょっと違うユーモアが魅力のイギリス映画、それから独特の世界を持ったフランス映画に、この何年か台頭してきたボリウッド映画…などなど、世界の様々な国がこぞって素晴しい映画を作ってるけれど、ここカナダも負けちゃいない。隠れた名作もあるカナダ映画に注目してみよう。

 
My Life Without Me(死ぬまでにしたい10のこと)

公開年 2003
カテゴリー 恋愛、ドラマ
監督 Isabel Coixet 出演 Sarah Polley、Amanda Plummer

Milestone Productions Inc.

 世界中を号泣させたこの映画の舞台はバンクーバー。大学の守衛として夜間勤務する働き者のアンには、失業中の夫と2人の幼い娘がいる。ある日腹痛で病院に運ばれ、23歳にして癌で余命2ヵ月と宣言された彼女は、その事実を誰にも告げずに『死ぬまでにしたい10のこと』をリストにし、それを実行する決意をする。“娘たちに毎日数回は愛してると言ってあげる”、“夫のドンに素敵な奥さんを探してあげる”、“娘たちが18歳になるまでの毎年の誕生日用のメッセージを録音しておく”などのリストを実行していくアンの姿、涙なしには観られない。

 
The Red Violin(レッド・バイオリン)

公開年1998
カテゴリー ドラマ
監督Francois Girard 出演Samuel L. Jackson、Don McKellar

Monterey Video

 その美しい赤から『レッド・バイオリン』という異名をとる伝説の名器の、300年以上に渡る旅を4ヵ国を舞台に描かれた名作。モントリオールのオークション会場で、名器レッド・バイオリンが出品される。誕生した1681年からさまざまな人々の手に渡りながら、イタリア、イギリス、中国、そしてカナダへと移動していくバイオリンとそれを取り巻く人間模様。手にした者は若くして亡くなったり、自殺という最期を迎えたり、革命の下で弾圧を受けたり…。いわくつきのレッド・バイオリン。それを手に入れたカナダの鑑定士モリスにはどんな結末が訪れるのか。


 
The Blue Butterfly(天国の青い蝶)

公開年2004
カテゴリー ドラマ
監督Lea Pool 出演William Hurt、Marc Donato

Global Arts Productions

 1987年にカナダで起きた実話をもとに描かれたファンタジー・ヒューマンドラマ。脳腫瘍で余命数ヵ月と診断された10歳の少年ピート。蝶が大好きな彼は、死ぬ前に1度でいいから世界で最も美しい蝶“ブルーモルフォ”に触れてみたいと考えていた。中南米のジャングルに生息する、現地の人でさえなかなか見ることのできないブルーモルフォを探しに行くには、ピートの尊敬する世界的昆虫学者のアランしかいないと彼に頼み込むピートと母。ようやくジャングルに旅立ったピートを迎えていた奇跡とは…? こちらもまた涙なしには観られない感動映画。泣いてください。

 
Cube(キューブ)

公開年1997
カテゴリー サスペンス
監督Vincenzo Natali 出演Nicole de Boer、Nicky Guadagni

Cube Libre

 トラップが張り巡らされた立方体の小部屋の集合物の中に、理由もなく突然放り込まれた男女6人。警察官や大学生、精神病患者などからなる6人が協力や仲たがいをしながら、部屋によっては殺人的なトラップが仕掛けられた建物から脱出しようと試みる。極限状態におかれた人間の深層心理がつぶさに描かれていて、セットも四角い箱、登場人物も7人しかいないのに全編にわたって手に汗握ってしまう。シュールなカルト映画として、世界中で人気を博した作品。オープニングからかなりショッキングなので、心臓の弱い人、怖がりの人にはオススメしないぞ。

 

ハリウッド映画だから、映画の設定がアメリカの都市だから、って必ずしもアメリカで撮影されているとは限らないよ! 「北のハリウッド」バンクーバーをはじめ、トロントやアルバータなどカナダではしょっちゅうヒット作の撮影が行われている。劇中よくよく見てみたら、あなたの知ってるあの場所がバックに映ってるかもね。そんな映画をいくつかご紹介。

 The NeverEnding Story(ネバーエンディングストーリー)

公開年1984
カテゴリー ファンタジー
監督Wolfgang Petersen
出演Noah Hathaway、Barret Oliver

 

 Oops! 読者の中には「この映画が公開された年はまだ生まれてません」なんて人がいるかなぁ? 筆者が子どもの頃に見て大好きだった映画が、実はバンクーバーでも一部撮影されていたのを知ったのはつい最近。ドイツ人作家ミヒャエル・エンデの同名ファンタジー小説を映画化。悪ガキたちに追われ、本屋に逃げ込んだ少年バスチアンは『はてしない物語』という本を見つけるが、意地悪な店主は売ってくれない。店主の隙を見て、本を持ち出し、屋根裏部屋で読み出すバスチアン。物語の中ではファンタージェンという国が、目に見えない何者かによって“無”に変えられようとしていた…。本屋はガスタウンに今でも存在する古いビル、最後のシーンではハーバーセンターが映っている。

 Are We There Yet?(ボクらのママに近づくな!)

公開年2005
カテゴリー コメディ
監督Brian Levant
出演Ice Cube、Nia Long

 

 プレイボーイのニックが一目惚れしたスザンヌは、離婚歴ありの2人の子持ち。そしてこの2人の子どもが母親に近づこうとする男たちをことごとく撃退するかなりのツワモノ。ある日、仕事でバンクーバーに出張したスザンヌが急遽戻れなくなってしまい、代わりに子どもたちの面倒をみるはずだった父親もドタキャン。そこでなんとか彼女の気をひきたいニックは、ここぞとばかりに子どもたちをバンクーバーへ送り届ける役を買って出る。さあ、珍道中の始まり…。撮影のほとんどがバンクーバーで行われたというこの映画、シティホールやライオンズゲート・ブリッジに、CMや数々の撮影によく利用されるシー・トゥ・スカイ・ハイウェイなど、君も知ってる場所がたくさん出てくる。

 Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer(ファンタスティック・フォー:銀河の危機)

公開年2007
カテゴリーSF、アクション
監督Tim Story
出演Ioan Gruffudd、Jessica Alba

 

 この夏公開されたばかり、マーベルコミックスの人気シリーズ、『ファンタスティック・フォー』劇場版の第2弾。各誌で「セクシーな女優」のトップリストに常にランクインしているジェシカ・アルバが出演していることでも話題を呼んでいる。今回も超能力を持つ4人が地球を救うために奮闘。実はこの映画もバンクーバーで1部が撮影されていて、その1つがこれまでにも何度か映画の撮影に使われたこともあり、観光名所としても名高いバン・デューセン植物園だ。園内の真ん中あたりに位置する広い芝生のエリアを大改造して作られたセットでウェディングシーンの撮影が行われたとのこと。撮影中も一般客は入場できたので、スターの姿を見ることができたラッキーな人もいたかな?
My Big Fat Greek Wedding
(マイ・ビッグ・ファット・ウェディング)
公開年2002
カテゴリー ロマンティックコメディ
監督Joel Zwick 出演Nia Vardalos、John Corbett

インディーズ映画として低予算で製作されたこの映画、公開されてから口コミで噂が広がり、毎週観客動員数を増やして瞬く間に大ヒット作となった。作者がウィニペグの出身で、撮影の多くをトロントで行った作品だけれど、映画の舞台はアメリカ、シカゴ。冴えないギリシャ系アメリカ人のトゥーラは、恋愛経験もないまま30歳を迎え、両親の経営するギリシャレストランで働く毎日。そこへある日現れたハンサムなアメリカ人の男性に一目惚れ。同じギリシャ人と結婚しろと反対する保守的な家族たちを説得して、恋を実らせることができるのか!? トロントのライアーソン大学やグリークタウンなどで撮影されている。トロントに行ったことのある君なら分かるかな?

 
The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford (ザ・アサシネーション・オブ・ジェシー・ジェイムズ)
公開年2007
カテゴリー ウェスタン、ドラマ
監督Andrew Dominik 出演Brad Pitt、Casey Affleck
 今月公開予定のブラッド・ピット主演の新作西部劇もカナダで撮影。一昨年アンジェリーナ・ジョリーとの仲が公になってからの撮影だったので、各ゴシップ誌で、しょっちゅうこの撮影中にカナダに滞在していた2人と子どもたちの様子が見られた。西部の趣を今も残すコロラド州の町クリードを、1億円以上かけてアルバータ州ゴート・クリークに再現したという。他にもカルガリーやエドモントンなどで撮影され、ウィニペグでも撮影が行われたという。今作品では、報奨金がかかった無法者のジェシー・ジェームスの役をブラピが演じている。本当なら昨年の9月に公開予定だったが、編集をめぐるトラブルのため、撮影終了後2年経った今年やっと公開されることに。
 

 

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