外国人と付き合うのもいいけど、やっぱり日本人同士が一番!という人も多いはず。このページでは、カナダで出会い付き合い始めた日本人カップルに、日本で付き合うのとは少し違った彼らの恋愛スタイルについて聞きました。
 円さんはもともと大の英語嫌い。でも向上心の強い彼女は、日本の大学に行くよりも、海外留学で自分を磨くことを決意。反対に公平さんは英語が好きだったのでカナダを選んだそうだ。円さんはナナイモに来て約5年。この春にマラスピナ大学を卒業し、就職活動のためバンクーバーに移った。公平さんは1年半前に、円さんが通うマラスピナ大学の付属高校に入学した。
 話し始めたきっかけは、それぞれ別の友人を通じて同じパーティに参加したこと。お互い遠くから、「かわいい!」、「かっこいい!」と思っていたそう。しかし、すぐにはそれ以上の進展はなかったようだ。そんな2人が距離を縮めたのは、それから数ヵ月後のこと。円さんはしばらく、「公平君には彼女がいるらしいから無理だよね」と思っていたらしい。でも公平さんは「円さんと付き合いたい!」との思いから、疎遠になっていた遠距離恋愛の彼女と、すでにけじめをつけていた。にも関わらず、シャイで無口な彼は、なかなか彼女に言い出すきっかけが掴めないでいた。しかし時間が経つにつれ少しずつ距離が縮まり、最終的には彼女の方からアプローチしたそう。
 「のんびり一緒に居るのが幸せ」という2人は、ナナイモのウォーターフロントを散歩したり、近所のカフェでランチを食べたりするのが好き。今はナナイモとバンクーバーで離れて住んでいるが、公平さんは秋からバンクーバーのカレッジに移ることが決定している。「せっかく海外で勉強をしたのだから、出来ることならカナダで働きたい」と、2人の思いは同じ。円さんが上手く就職できれば、もうしばらく公平さんとカナダに滞在できるのだ。

4つの質問
ナナイモのマラスピナ大学で催された日本祭り  正式に付き合ってからは約半年 彼女のどこが好き?:一緒に居て飽きないこと。やっぱり可愛いところです! 彼のどこが好き?:平和主義で優しいところ。自分の持っていないものをたくさん持っている 「まだなかなか将来を話すことは少ないけど、バンクーバーで仕事を見つけて、一緒に居られるようにしたい」と円さん
自称バカップルだという2人。本当は2人ともかなりの照れ屋で、照れ隠しの行動? 2人で居るときは落ち着いた仲良し
ナナイモのレストランでお寿司を食べる2人。デートの多くは食事に出かけるか、ウォーターフロントの散歩
共通の友人の誕生日パーティにて。両端にいるのが2人。お互いを意識し始めたばかりだが、円さんは公平さんを見つめている??
 
 
 ホームステイ先が近いこともあり、学校からの帰り道よく話すようになった。「話してみると一見違うところも多いけど、家族を大切に思うところや価値観など根本的なところが似ている」と荻野さん。お互い食べることが好きだという共通点も大きかったようだ。告白は彼からだった。「“彼女”には構えてしまうタイプだけど、今は自然体でいられる。お互い気を遣わない友達みたいな関係なので長く付き合っていけそうだと思った」と伸昌さん。また「前に一度ハンバーガーを食べに行った時、手をドロドロにして食べている彼女が印象的だった(笑)。そんなところがいい」とのろける。
 記念すべき初デートはなんとジムだった。食べ歩きが好きな2人だが、彼女の体型を気にしての彼の気遣いなのだとか。「まだ付き合って間もないのでこれから思い出を作りたい。今後はロッキー旅行に出かける予定」と荻野さん。しかし、1ヵ月後に彼女はトロントに行ってしまうそうだ。「離れ離れになって心配では?」の質問に、「帰国後は東京で一緒に住む予定なので」と伸昌さんは余裕の笑み。荻野さんも「彼と出会うことができたのでカナダに来て本当によかった」と笑顔で話してくれた。

4つの質問
ESLスクール もうちょっとで1ヵ月 彼女のどこが好き?:100パーセント中身 彼のどこが好き?:考え方、価値観が一緒 日本に帰ったら東京で一緒に暮らす予定
荻野「最初に電話番号を聞いたときは、困った時だけ助けてもらおうって思ってたんだよね(笑)」。伸昌「え、そうなの?? 知らなかった!!」
日本に一時帰国する前に、2人で写った写真がないことに気づいて「慌てて撮りました」という、記念の1枚
 
 日本人が少ないカレッジに通う2人。梨々さんの男友達の紹介で、一緒に飲みに行ったのが出会いだったという。知り合って2ヵ月後ぐらいに、梨々さんが「中途半端はイヤ」と言ったことから、「じゃあ付き合おうかって僕が言ったんですよ」と虎矢さんは照れながら語る。
 彼らに「ケンカはするの?」と尋ねてみると、よくドレッシングで揉めるという。「お前のセンスで選べって言うんですよ。それで私が選ぶと文句言うんです!」と口を尖らす梨々さんに、「センス悪いなーって言ってやるんですよ(笑)」と虎矢さん。揉めるというよりは、彼女の可愛らしい反応が見たくて、ダメ出しをしているよう。
 しかし、そんなラブラブ生活も長くは続かない。梨々さんはあと1ヵ月ほどで帰国するのに対し、虎矢さんには1年近い期間が残されている。実家も虎矢さんは北関東なのに対し、梨々さんは関西。今まで離れ離れになったことのない2人が、間もなく直面する「遠距離恋愛に対し不安はないのか?」という質問に「心配はない」と口を揃えて即答した姿がとても印象的だった。

4つの質問
2人が通うカレッジ 8ヵ月 彼女のどこが好き?:いつも優しくって、嫌味がないところ 彼のどこが好き?:一緒に居ると楽しくて、自分が素直でいられるところ 「家業があるので、家を継ぎます。まだ結婚までは…正直考えてないです」虎矢さん。「彼の実家がある群馬に一足先に行って、仕事見つけて住みます」梨々さん
2006年2月にバンフで撮影
「梨々さんのふんわりとした関西弁にも惹かれた」と語る虎矢さんと「虎矢さんの一生懸命な眼差しが好き」と梨々さん
 
 
 
  出会い   別れ  
  ●いきなりESLで
 カナダに来るとまずほとんどの人は、ESLスクールに入って英語の勉強をするのが大定番。しかし、あまり英語が上達せず、孤独感に苛まれている時、横を向けば同じような状況の友達が…。日本人同士で集まって遊んでいると、その中から安易にカップル誕生!というケースはかなり多い。もうちょっと辛抱すると状況は変わるかも。
● いつも一緒のバイト先で
 ホームステイやESLを卒業したら、次はバイト探し。あまりお金を持って来ていないと、かなりの日数働かなければならなくなる。ウエイトレスなどはお客さんと知り合う機会も結構あるが、やっぱり長時間一緒に働いている職場内で恋愛するケースが多いようだ。毎日の働き振りを見ているだけに、相手の冷静な分析ができてる?

  ● 一年限りのお付き合い
 孤独を感じる機会が多い海外暮らしで、すぐ側にいた人と慰め合ううちに…。と安易に付き合ったカップルは、ワーホリや留学終了後にあっさりと別れることが多い。海外暮らしが終わってしまえば「なんでこんな人と付き合ってたの?日本だったらあり得なかったのに…」と夢から覚めてしまうケースも多い。
● 狭い日本でも遠恋は無理?
 たまたま日本でもご近所さんだったという稀なケースもあるが、同じ日本から来たといっても北海道と沖縄ではかなりの距離がある。その上日本に帰ればすぐ側に友達もたくさんいるから寂しくもない。「海外で運命の出会いをしたはずなのに…」と覚めてしまって、結局自然消滅。

 
 
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