初級編 簡単でバランスのよいメニューが人気
 「料理は作るものではなく、食べるもの」と豪語するマサヤ君は、料理に関しては全くの素人さん。だから、バンクーバーでも、夕食にはハンバーグやピザなどの冷凍食品が大活躍だそう。そんな彼が作り上げる料理って?と興味津々でもあり、不安でもあります。
 今回のメニューはすべてマサヤ君にとって初挑戦のものばかり。作り始める前に、手順をおさらいして料理に臨んだ。マサヤ君は、すべてのメニューに使う野菜を切るところから取り掛かった。包丁をどう扱うのか、本気で不安だったが、タマネギの櫛型切りはかなり手慣れたもの。厚さがほぼ均等で、しかも真っ直ぐで手先の器用さを感じた。が、一方で、次に挑戦したじゃがいもは、かなり無惨な扱い方。じゃがいもでブロックを作って遊んでいるような感じだった。インゲンも包丁でヘタを切り落とそうとする始末…。そんな微妙な手つきのマサヤ君が自分で作る料理ってどんなもの?と聞いてみると「得意料理は“卵ぞうすい”。今までで一番うまくできたのは“納豆チャーハン”。ご飯さえあればできるし、お腹に溜まるから好きですね」とのこと。今回はその得意メニューも見たかったところだ。
 野菜切りを終え、「インゲンの味噌しょう油和え」も問題なく作り終えて、次は「じゃがいもとタマネギの味噌汁」へ。日本人なら誰でも作れるよな〜っとあなどっていたら、じゃがいもとタマネギを煮る火がMAXになっている! その影響を受けて、じゃがいもがちょっと煮崩れてしまったが、そこは初心者のご愛嬌。「甘くなって美味しいかも」とマサヤ君の自己フォローが入った。ちょっと手順を忘れかけのマサヤ君に「次はお肉を焼いてくださ〜い」と声を掛けると、素早く実行してくれ、料理が嫌いでもない様子。「ステーキ丼」の牛肉を焼く時のフライ返しの使い方も、長身で身のこなしが柔らかいから結構様になってるよ。牛肉と目玉焼きを丁寧に焼き上げ、どんぶりに盛り付けて一丁上がり。手順を確認しながらの料理は、かなり予定時間をオーバーしたが、でき上がった料理は、バランスの取れた夕食にぴったりのメニューだ。 
「今回難しかったのは、全てのメニューを同時進行で作っていくところ。でも、ステーキを焼くだけでなく、どんぶりにするなどひと工夫してみるだけで、お腹とお財布にやさしい料理ができてうれしい。簡単でバランスの取れた料理は最高ですね」とマサヤ君はご満悦。慣れればいろいろと簡単に作れるだろうと手応えを感じ、料理を楽しんだ様子だった。  
レポター小棹の感想
手つきがしなやかなところとぎこちないところの両方があって、これから料理を続ければどんどん上手になるっ!といった感じのマサヤ君でした。ステーキ丼はご飯とお肉としょう油の分量がばっちり合っていて、美味しかったです。これからもがんばってお料理してみてください。

マサヤ君はいつもDavie St.沿いにある、『Super Store』で買い物をするそうです。家に近くて便利だとか。
  材料すべての分量、値段
ステーキ用牛肉 2枚(約300g) / 4.78ドル
タマネギ 大1個(約400g) / 1.31ドル
じゃがいも 中1個(約200g) / 0.60ドル
ネギ 100g / 0.50ドル
インゲン 200g / 1.12ドル
ニンニク 6片/ 0.23ドル
卵 2個/ 0.45ドル
だし入りインスタント味噌汁 2パック / 0.30ドル 合計 9.29ドル
 
ステーキ丼
材料・分量(2人前)
ステーキ用牛肉……2枚(約300g)
タマネギ……大1/2個(約200g) 卵……2個 
ニンニク……6片  しょう油……大さじ4 
塩……少々 コショウ……少々  油……少々

1. タマネギを櫛型に切る。2. 牛肉を包丁の背でたたいて柔らかくし、塩、コショウをする。3. ニンニクの皮をむき、包丁で潰す。4. フライパンに油を引いて、タマネギを飴色になるくらいまで炒める。5. フライパンに油を引き、ニンニクを軽く炒める。そこに牛肉を入れて両面焼く。焼き加減はお好みで。6. 牛肉が焼けたら、しょう油を入れて、味付けする。7. フライパンで目玉焼きを作る。8.どんぶりにご飯を盛り、その上に肉、タマネギ、目玉焼きを盛り付けて完成。

ここっ! ポイント!!
◆お肉はたたいてから
ステーキ用のお肉は調理前に、包丁の背でたたいてから焼こう。肉たたきの道具がある人はそれを使おう。こうするとお肉が柔らかくなり、味もなじみやすい。
じゃがいもとタマネギの味噌汁
材料・分量(2〜3人前)
じゃがいも……中1個(約200g)  
タマネギ……大1/2個(約200g)
ネギ……100g  
だし入りインスタント味噌汁……2パック

1.じゃがいもは皮をむいて、いちょう切りにする。2.タマネギは櫛型に切る。3.お鍋に水を400mlほど入れ、じゃがいもを入れて中火で煮る。4.煮立ってじゃがいもがちょっと柔らかくなってきたらタマネギを入れ、しばらく中火で煮る。5.タマネギも柔らかくなったら、火を弱め、インスタントの味噌汁の素を2個入れる。6.味噌が混ざったら、火を止めて最後にネギを入れる。

ここっ! ポイント!!
◆インスタント味噌汁
今回、味噌汁に使ったのはみなさんもよくご存知のあのブランドのインスタント味噌汁。元々だしも入ってるから、わざわざだしだけを買う必要もない。インスタント味噌汁だけだと具が少なくて物足りないけど、野菜を加えたら、手軽に本格的味噌汁が楽しめる。

インゲンの味噌しょう油和え
材料・分量(2人前)
インゲン……200g  味噌…大さじ2弱
しょう油……大さじ1弱
砂糖……大さじ1弱

1.インゲンはヘタを取り除いて洗い、食べやすい長さに切る。2.たっぷりのお湯でインゲンを鮮やかな緑色になるまで茹でる。3.インゲンを茹でている間に、味噌、しょう油、砂糖で合わせ味噌を作る。4.茹で上がったインゲンを水にさらして冷やし、水を切る。5. 4のインゲンを3の味噌に混ぜてでき上がり。