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―何故カナダへのワーキングホリデーを、そしてカルガリーを選ばれたのは?
Joy:姉が以前ワーホリでカルガリーにいたので色々話を聞いており、その影響でいつしか身近な外国都市として感じていたからです。
―大道芸の難しさは?
Joy:いかに観客を沸かすことができるか。そのポイントは、いかに自分自身がパフォーマンスを無邪気に楽しめるか! それに懸かっていると思います。
―大道芸の魅力とは何でしょうか?
Joy:やってもやってもゴールが見えてこない。例えばディアボロ、世界のプロは最高で4コマ回しますが、自分はまだ2コマです。ジャグリングの場合、世界記録はボール11個ですが、僕は5個。そこで猛然と挑戦心が…。また、演じればその場でお金が来るのも魅力。そして、お客さんとの一体感。笑顔に出会い、心が触れ合い、ますますハマり…。
―パントマイムを演目に加えられた経緯は?
Joy:音楽としゃべりを入れていつものようにジャグリングするのですが、数日粘っても人が集まらず収入はゼロ。「何とかしなければ!」と焦ってスランプに。そこでジャグリングのことはしばし忘れ、パントマイムの動きや表情の稽古を始めたら、見物人が集まり出して…。無言のパントマイムは、言葉の不自由な外国でも効果が期待できるし、他に何をするにもジェスチャーに色やセンスが出せるだろうと、前から少しずつ独習を始めてはいたのです。でも、それには強烈なイマジネーションが必要。例えば、壁があるのを演じる場合、実際そこに壁が存在することを強くイメージしなければなりませんしね。
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―カナダと日本での大道芸に対する違いは?
Joy:カナダはチップの習慣があるので、面白ければお金をくれるけど、その習慣がない日本では、収入を得るのはなかなか大変。大道芸に対してまだまだ差別もありますし…ですが、日本に戻れば積極的に路上に立つつもりです。お金のためではなく、経験のために。
―路上パフォーマンス、緊張しませんか?
Joy:人前に立ったとき、最初はガチガチでした。今でも、道端にしゃがんで衣装に着替え、「さてっと、…アレ!?」緊張のあまり足がすくんで立ち上がれない時があるんです。そんな時は、“ここに座って何もしなければ、世界になんか到達できる訳がない”と自分に言い聞かせ、手で足を掴み、持ち上げ立ち上げ1歩進ませる。やり始めればどんどん集中し、何も気にならなくなるのですが…。
―Joyさんにとって、人生の転機となったことと言えば何でしょうか?
Joy:19歳で練馬地区長を任されたジュニアリーダー。ここに入ったことが原点です。そこで巡り会った仲間たちがいたからこそ、人生の目標であり、自分の全てである大道芸に出会えましたから。
―高3の時、よく旅をされたそうですが、その理由は何だったのですか?
Joy:旅に出ることにより、回りの景色や環境、そして心模様が変化し、別のものが見えてくるんですよ。そこからまた新しい何かが始まるんです。
【“派手な芸能人にはなりたくない。身近で観客の息吹を感じることができる地味な大道芸人であり続けたい!”弱冠20歳で大道芸の頂点を目指し、脇目も振らずひたすら突き進むJoy。彼にエールを…乾杯!】
聞き手・三木唱平
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