さてさてお次は、カナダ東部の様子をレポート。この時季に東部に行く予定の人は参考にしてね!
 

トロントのクリスマスシーズンは、サンタクロース・パレードとともに始まる。11月下旬、北の国から列車でユニオン駅にやってきた聖ニクラウス(通称、サンタクロース)が市内をパレードする(とトロントの子どもたちは信じている)このイベントも今年で100年目を迎えた。パレードが終わると、私の頭の中にも「クリスマス」という言葉がちらつき始める。このころからクリスマスまでの私のハイライトを3つご紹介してみよう。

クリスマス・ギフトを買うなら…
 クリスマスと聞いてまず思い浮かぶのは「ショッピング」。ショッピングの嫌いな私には気の重い季節でもあるのだ。しかし、トロントにはこんな私でも楽しめる『One of a kind Christmas Show and Sale』がある。

 

クリスマス・デコレーションが子どもたちに人気のイートンセンター。サンタと写真も撮れる(有料だけどね)
毎年、ナショナル・トレード・センターで開催される大規模なこのショーでは、カナダ各地から集まった750を越えるアーティストたちが作品を各ブースで展示、販売する。陶芸や洋服、絵画や家具に至るまでありとあらゆる作品が並び、クリスマスのショッピングというよりは、ギャラリーを見てまわっている感覚で、比較的ストレスを感じないでショッピングができるように思う。少々目先の変わったものを探したい人にはピッタリの場所だろう。

イルミネーションの中でのアイススケート
 クリスマスはもはや、キリスト教徒だけのお祝いではない。とりわけ移民の多いトロント市の公式イベント「ライトの行進」には、宗教色はほとんど感じられない。11月下旬に行われるこのイベントは、トロント市庁舎前のネイサン・フィリップ・スクエアを舞台に繰り広げられる。トロント市長の合図とともに大きなクリスマスツリーに今年はじめてのライトが灯されると、それまで荒涼としたトロント市庁舎周辺がいっせいに色とりどりのイルミネーションで照らし出される。38回目となった今年のイベントは、花火あり、ゴスペルあり、太鼓あり、アクロバットありで盛りだくさんの内容だった。ツリーのイルミネーションはクリスマスまで続き、たくさんのトロントニアンの訪問を受ける。  市庁舎前の屋外スケートリンクでは、子どもたちがスケートを楽しんでいる。私にとって、トロントの冬の風物詩といえば、やっぱりこれ。自然凍結した川や池、スケートリンクで冷たい空気を感じ、白い息をはきながらスケートを楽しむ。このワイルドさが、つくづく「寒い国にいるんだなあ」と思わせてくれる。オンタリオ湖の湖畔で滑るハーバーフロントが私のお気に入り。スケートを楽しんだ後は、クリームがたっぷり入ったホットココア。身も心もあったまる。

家族でむかえるクリスマス・イブ
 アイルランド系カナダ人の夫の母は、信心深いカソリック教徒。毎年、12月24日の真夜中には近くの教会で行われるクリスマス・ミサを楽しみにしている。この日だけは、キリスト教に批判的な義父ミロ、非キリスト教徒の夫と私も母にしたがって、教会へと向かう。
 湖に近い場所に立つ小さな義母の教会は、キャンドルの明かりと赤色のリボンで飾られ、到着した人たちはすれ違う人に「メリークリスマス!」と声をかけている。聖歌隊の歌声とオルガンの響きのなかでミサが始まる。「クリスマスキャロル」などのクリスマスソングが披露されると、クリスマス気分は一気に最高潮に達する。クリスマス・ミサがいつものミサと大きく違うところは、信者以外の人たちが大勢参加していること。そして、彼らの多くが、この聖歌隊の歌声とともにクリスマスをお祝いしに来ているとも聞く。そのため、この日だけは聖歌隊は大きな拍手を受け取り、神父のスピーチにもお説教くさい話はいっさいなし。
 ミサが終わって帰ってくると、クリスマスツリーの飾られた居間でコーヒーやエッグノッグを飲みながらしばらくの間おしゃべりを楽しむ。翌日には、プレゼントの開封が待っているのだ。
★Cavalcade of Lights
Nathan Phillips Square:100 Queen St. West, Toronto, ON
★One of a kind Christmas Show and Sale
場所 National Trade Centre
日程 11月25日〜12月5日まで Web http://www.oneofakindshow.com
 
市庁舎もイルミネーションに包まれてキレイ!


アイススケートをする子供たち。多くの子どもたちが自分用のスケート靴を持参するところがさすが!と思わせてくれる。みんな上手にすべるのだ、これが。


市庁舎前に飾られるトロント市のクリスマスツリー。


 ここケベック州モントリオールからは、ダウンタウンを歩いて楽しめる、クリスマスウォーキングツアーなるものを考案してみました。目抜き通りとモントリオールの地下街を抜け、最後はイルミネーションの美しい通りでロマンチックに…というコースです。時間にして最短で約90分。ゆっくりと各所を見たい場合には半日はかかるでしょう。この季節、モントリオールにお越しの方は、歩いてみて!

名物おじさんもクリスマス仕様?
 先ずは、ダウンタウンの目抜き通りSte-Catherine通りを西側へ。カナダ誕生の前年から創業の老舗デパート『OGILVY』では、1947年より毎年クリスマスの時期に合わせて、仕掛け人形がウィンドウいっぱいに登場する。

 

11月に行なわれたサンタパレード。人ごみをかき分けて、なんとか撮った貴重な1枚!
『The Mill in the Forest』と題し、100以上の人形や動物のオブジェが、けな気に動き微笑ましい。そしてそのウィンドウの前には、年中無休(!?)の名物おじさんが陣取っている。ケベック州名物のメープルシロップをつくる小屋でよく見かける『cuilleres』は、大きな木のスプーンを背中合わせにくっつけたような楽器で、ケベック伝統音楽に合わせて手の平と太ももを使ってカタカタと鳴らす。この時期になるとこのおじさん、サンタクロースチックの格好に着替え、曲もクリスマス用に変え、ひと手間かけている。厳しい冬の寒さにも負けず、いつもそこでこの楽器一本でがんばっている姿に思わず小銭を入れてしまうのです。
 名地下街、それとも迷地下街? そろそろ寒いから地下街に入ってみようか。全体合わせて約30キロ以上あるこの巨大地下街は、いったん中に入り込めば全ての用が足せるという優れもの。1つだけ難点をあげるとヒジョーに迷いやすい! この地下街にあるPlace Montreal Trustでは、毎年恒例の5階建て巨大クリスマスツリーが目を引く。親切にもツリーの前には写真が撮れる舞台も用意されている。写真の後はこの地下街を迷いながら!?Place Bonaventure方面へ。毎年恒例の『Salon des Metiers d' Art』は、地元の人にとても人気。ケベック州の450の職人たちが手がけた工芸品、服飾、アクセサリーなどが巨大会場で展示販売され、見るだけでもとてもおもしろい。今年は日本人陶芸家も参加予定で、オリジナルのクリスマスプレゼント探しには絶好の場所だと思う。

締めはこれで決まり!クリスマスといえばこれ
 最後は、再び中心地へ戻りMcGill College通りに出てみよう。この通り、ガイドブックには『北米のシャンゼリゼ』と唄われていることがあるが、そう思うモントリオール人は極めて少ないと思う(笑)。パリには負けるものの、暗くなり始める夕方4時過ぎから、姫りんごの木々に無数の明かりを散りばめたイルミネーションが、クリスマスらしい光を放っていてとても美しい。
 ところで、ケベックの冬なんて大嫌いという話をよく耳にする。こんな寒い時にウォーキングツアーなんて冗談じゃない!と地元の人には言われそう…。そんな中、1925年から行なわれているサンタクロースパレードが11月13日にすでに行なわれ、約600人の参加者と数十台の山車が出てとても賑わった。極寒になる前に行なわれるので(ちなみにその日は−3℃)人出も多く、寒さ知らずの子供たちの嬉しそうな笑顔が印象的だった。その子供たちを差し置いて(笑)最後に登場したサンタを写真に収めてみた。12月18日の午前中にモントリオールの地元テレビ局(TQS)がこの模様を放映する予定だ。外出派、家でぬくぬく派、どちらもお好みでこのクリスマスイベントで心身ともにあったまろう! Joyeux Noel!!
★OGILVY
住 1307 Ste-Catherine St. W. Montral, QC
電 514-842-7711 Web http://www.ogilvycanada.com
★モントリオール地下街地図
Web http://www.stcum.qc.ca/metro/mtl-sout.pdf
★Salon des Metiers d' Art
日程 12月3日〜19日、入場無料
住 Place Bonaventure, Hall d' exposition Ouest, Montral QC
電 514-861-2787 行き方 地下鉄オレンジラインBonaventure駅下車、Halls d' expositionの表示方向へ
Web http://www.salondesmetiersdart.com
 
ドイツ製の精巧な仕掛け人形は子供達に大人気


Ogilvy前の名物おじさん。
人通りの多い週末は稼ぎも好調!?

地下街の中心地Place Montreal Trustのツリーは、
毎年にぎやかな飾りつけ
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