| 小人がピョコっと顔を出しそうな家並みや、ペンキの香り漂う古い町のような雰囲気が、アーティスティックなイーストサイド。実際、道を歩けばアートにぶつかると言うくらい、多くのアーティストが住んでいる。 なのに、どうして、どこも留守なの!?居留守か?と疑うほど、見事に応答なし。何のアートも見れず、途方に暮れるアート探検隊。と、偶然にも『Eastside Culture Crawl』のコーディネーターValerieさんと出会った! あぁ、神様ありがとう! 『Eastside Culture Crawl』は、イーストサイド在住のアーティストたちによる芸術イベント。期間中、アーティストたちは自宅やスタジオを開放して、見学者とお茶を飲んだり、アートについて語ったり。そのアートも、絵画、版画、陶芸、ガラス、何て呼ぶのか分からないアートまで、多種多様。 今年は11月19日(金)〜21日(日)の3日間に渡って開催され、参加アーティストは200人以上。これだけさまざまなアートがあれば、気に入る作品にきっと出会えるはず。 アーティストたちは、イベントに向けて作品制作に奮闘中(居留守じゃなかったのね)。その一部をValerieさんに紹介してもらったよ。 |
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| APANEFICIO STUDIO/Arnt Arntzen | ||
| 『Eastside Culture Crawl』のコーディネーターValerieさんに連れられて、まずやってきたのは、自宅裏。小さな扉を開けるとそこには、天井から歯医者さんの照明みたいなライトが釣り下がっていたり、太いパイプやら鉄の棒がいくつもあったり。な、なんだここは、修理工場か? と、そこへ瞳の奥に哲学を漂わせた男性が。この方こそ、ノースバンクーバー出身のメタルアーティストArnt Arntzenさんだ。そしてここは彼の工房。決して修理工場ではありません。元は映画や舞台のセットを造っていたArntさんの作品は、ビックリするような発想で、スケールもデカイ。そして使用するメタルは全てリサイクル品。廃棄されたヘリコプターの羽からベンチを生み出したりするんだから、すごい人だ。そうそう、Burrard St. ×Smithe St.付近にあるメタルオルカ像も彼の作品。 | ![]() |
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| 現在は『Eastside Culture Crawl』へ向けて、メタルと木を組み合わせた時計塔を作成中。作品を寝かせた状態で作業してるんだけど、4mくらいはある。すでに圧巻サイズなのに、最終的には全長7mまで巨大化させるんだって! | ||
| BPANEFICIO STUDIO |
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| 当ギャラリーのオーナーであり、アーティストであるRichardさんは、画家、版画家、そして壁画家として知られている。特に壁画家としては有名で、『Tom
Lee Music Instruments』(929 Granville St.) の壁画を手がけたのは彼なんだって。現在は、カラスをテーマにした一連の作品を制作中で、スタジオにもなっているギャラリーで、ちょうど試し刷りの最中だったんだ。少しずつ、色の強弱や配置を変えて全体のバランスを見るRichardさんは真剣そのもの。ギャラリー内には、彼の版画作品のみでなく、ペイントもたくさん展示されていて、小さいけれど彼のアート魂が溢れていたよ。 |
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| さらに、彼の奥さんはフォトグラファーで、展示してある彼女の写真は、どことなく懐かしいような、それでいて斬新な印象。アート探検隊の2人からも「この写真好きだわ〜」と大好評。やっぱり女性フォトグラファーというだけあって、女の子の心を掴む作品なのかしらね。 もうひとつ、注目して欲しいのがトイレ! 残念ながら中には入らなかったんだけど、ドアと、その周りの壁への装飾がオシャレ! う〜む。さすがはアーティスト。トイレにだってこだわっちゃうのね! Richardさんは、とてもにこやかに対応してくれる人。やっぱり、心が満たされていると、他人にも優しくできるものなのかなぁ。 | ||
| CArtist Services Michael C. Lawlor & Ruth Scheuing | ||
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「まっくろくろすけ」知ってる? あの、映画『となりのトトロ』に出てくるススのおばけ(?)なんだけど、ここはまさに、そのまっくろくろすけが出てきそうなお家。味があるというかなんというか、ホントに古いの! アーティストのお家ってみんなこんなかしらって思ってしまうわ。 こちらにはMichaelさんと Ruthさんというアーティスト夫婦が住んでいて、Michaelさんの作品は今までに見たことのない手法だったよ。なんと、昔の写真(すんごい昔。100年前くらい。もちろんモノクロ)をパソコンにとりこんで蘇らせた上、パートごと、もしくは全体に色をつけて作るんだ。日本の明治時代と思しき写真の原板も持っていて、すごくステキだったよ。 奥さんのRuthさんはテキスタイルアーティストで、現在はノースバンクーバーにある、キャピラノ・カレッジで講師も勤めているそう。テキスタイルアートに関する本、『Material Matters : The Art and Culture of Contemporary』 の著者でもあるんだ。 写真右上:とってもステキなMichaelさん(左)とRuthさん(右)ご夫妻 写真左上:仲良し親子 Emmaちゃん(左)、 Janさん(中)、 Mayaちゃん(右) 「散歩がてら、アーティストの友達を訪ねて来たんだよ」 写真下:屋根裏部屋にあるスタジオ。 ここで100年前の写真が リメイクされる |
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| DGERRY DALLMANN a.k.a. MAD DOG | ![]() |
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| 「ちょっと怖いけど、とってもインタレスティングなんだ」と言われ、どんな強面アーティストなんだとドキドキしたにも関わらず、現れたのは気の良い金髪兄ちゃん。「どんなアート作ってるの?」と聞くと「人形アートなんだ」と、これまた可愛らしいお答え。早速アート拝見と彼のスタジオにお邪魔した瞬間、ギョエー! 奇声を発するアート探検隊の2人。SM風の鎖でつながれたベビードールが、赤と黒にペイントされて、極悪人になってる! ブル中野ですか!? 人形の手足をもぐのなんて朝飯前。頭も半分にカットされ、そこから新たなベビードール出現、などなど、衝撃のダークアートにぶっ飛びっ放し。 Gerryさんは人形から、純粋無垢の中にある残酷さを感じるそうだ。日本でも、髪が伸びるお菊人形の怪談は有名だよね。そんな話をしたら、嬉しそうに「日本人形のアートもあるんだ」と見せてくれた。でも、それは中国人形ですね。オシイ! アートはダークサイドだけど、Gerryさん本人はとっても楽しい人だった。 |
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●カナダの放送局CBCにも取り上げられている http://www.cbcradio3.com/issues/2004_09_10/main.cfm?page= ●ダウンタウンのギャラリーMISANTHROPYで開かれた個展 http://www.misanthropygallery.com/past.html |
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| Eastside Culture Crawl 2004 このエリアで紹介した彼らの作品は、今年、第8回目となる『Eastside Culture Crawl 2004』で発表されるよ。 開催日程:11月19日(金)〜21日(日) 時間:金 17:00-22:00 土・日 11:00-18:00 Web http://www.culturecrawl.bc.ca メ Valerie@culturecrawl.bc.ca |
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