カナディアンとの共同生活はコミュニケーションに始まり、コミュニケーションに終わる
 
 エドモントンで英語と化学を勉強していた大樹さんは、友人宅で行われたパーティでJOHNさんと知り合う。すぐに意気投合した二人だが、JOHNさんはアートスクールに通うために、一足お先にバンクーバーへ行くことに。その後、大樹さんが大学へ通うためにバンクーバーに移動する話が持ち上がったので、二人は一緒に住むことになった。
 かくして実現された二人のシェア生活だが、毎週末のように開かれるパーティでは、さまざまな国の人たちが集まり、彼らの家が良き国際交流の場となっているのだそうだ。

■ 小さなことにこだわらない
 大樹さんは、過去にカナディアンの女の子と一緒に暮らしていたこともある。九州男児の彼は、小さなことにあまりこだわらないタイプ。「言いたいことをズケズケ言うのがいいっちゃない!」という大樹さんは、お互いのプライベートを確保できれば、シェアメイトに男女の差はそれほどないという。今は二人とも生活パターンが違うので、一人の時間を持つこともでき、快適に暮らしている。いつも色々な人が訪れるので、気づいたときにこまめに掃除するようにしているが、二人の今の悩みは、男同士で暮らしていると、どうしてもキッチン周りが汚くなってしまうこと。パーティが多く、いろいろな人が集まるので、これは仕方のないことでしょう。

■ 良き理解者である親日家のJOHNさん
 日本ではウミガメの研究をしていたこともあるJOHNさんは、醤油さえあればご飯をどんぶりで3杯は食べられるというほどの親日家。部屋の中を見回すと、まさにここは日本なのではないかと思ってしまうほど至る所にある、数々の日本製品。CD・DVDや漫画、坂本竜馬や『七人の侍』のポスター、焼酎やお茶などの日本食。はたまたタコ焼きの鉄板や、なんと落としぶたまで!? これらは全てJOHNさんの持ち物。過去に5回もの来日経験のあるJOHNさんは、いつも日本の最新音楽情報を大樹さんに教えてあげている。JAPANESE PUNKが大のお気に入りのJOHNさんだが、日本人に対しては、こう思うこともある。
「多くの日本人は英語を喋ることに対して恥ずかしいという気持ちを持っているけど、カナディアンってすごくフレンドリーだから、恥ずかしがらずにもっと心を開いてもいいんじゃないかな。でも第一印象から、大樹の英語に対する前向きな姿勢には、とても好感を持っていたよ」
 日本語を90%以上も理解しているJOHNさんだが、言葉は理解していても、やはり文化は違うのだという。その溝を埋めるには、やはりコミュニケーションを取ることが大切なのだそうだ。 「一緒に住むということは、やはりお互いの気持ちを気遣うことが大切だからね。二人だと何もかもシェアできるのがすごくいいんじゃないかな」
 
プロフィール
大樹(ヒロキ)さん 学生


形態:アパート 
●シェア暦:9ヵ月
●シェアーメイトの国籍・性別:カナダ/男性 
●人数:2人
●日本にいる時からシェアを考えていたか:YES 
●異性とのシェアに抵抗は:NO 
●現在問題があるか:NO
●ルール:有
 
ケンカしないかぎり、ずっと2人で暮らしていくつもりです