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| 夢を追う。これは、子供すぎず、大人すぎない者にだけ許された特権。 バンクーバーにも、そんな夢追い人たちがいる。彼らが追いかけるものとは何か。 どのようにしてその夢とめぐり逢ったのか。 彼らは今、この街の空気の中で何を感じているのだろうか。 彼ら1人1人が自らの中に秘めているストーリーを聞く。 |
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| 「争うだけでなく、協力し合って 生きていける社会になって欲しい」 ―『ウエストコースト国際教育相談センター』を開業した経緯について教えて下さい。 美和:私が留学生として多くの人に支えられてきたように、今度は、留学経験者たちが新しい留学生をサポートするような会社にしたい、と思ったのが起業のきっかけです。また日本の、引きこもりや不登校といった問題を持つ学生さんたちをサポートする団体と関わるのには、私が団体を持っていた方がいい、とも思って。起業には多くの友人たちが協力をしてくれました。草の根的な活動から始まったと言えるでしょうね。 ―引きこもりや不登校の生徒の留学もコーデイネートされていますね。今後、力を入れていきたい教育分野は。 美和:学生さん皆、良い資質があるんです。そういう資質を開花できる良質の教育が受けられる態勢を、整えていきたい。現在、日本では引きこもりや不登校の人口は約100万人以上とも言われています。若い世代の可能性を持っている人々を育んでいけない日本社会。引きこもりの学生たちに精神安定剤を飲まさなければならない社会、そのほうがおかしいんじゃないか、と研究者として考えさせられます。こういった悩みを持った人で環境的に恵まれない人がいるなら、もしかして環境で変われるのかもしれない。そのためにも私たちが良い態勢を整えて迎えたいですね。 ―学生さんたちとのカウンセリングで、自分が悩みを抱えてしまうこともありますか。 美和:正直に言って、時にはあります。それでも、学生さんたちとの出会いから、学ぶことが沢山あるんです。そういう意味で私は、学生さんたちと違いがない。「Give and take」です。 |
―ご両親親との関係は以前と変わりましたか。 美和:私が大学での学業を中断して4年間日本で暮らしていた頃は、すでに依存症の知識もあったので、両親に、「家には依存症という問題があるんだよ」と言ってみましたが、初めはその言葉を否定されました。両親が依存症を認めるまでに2年かかりましたね。 ―現在も大学で勉強されているのは依存症についてだそうですが、専攻科目は何ですか。受講内容についても教えて下さい。 美和:依存症の研究という教科はありませんから、さまざまな分野を受講して研究を重ねています。大学での所属上では、Joint Major in Criminology and Psychologyです。日本では、依存症というとギャンブルやアルコホール、買い物などに形容されますが、これらだけでは「依存症」という問題をひと括りにできません。ですから勉強はとても奥が深く、社会学、犯罪学、女性学、心理学、哲学といった知識が大切だと思います。自分の研究としては専門クラスが少ないのですが、教授が、Independent Studyという形で、論文を書く機会を下さいました。こういう形でチャンスを与えてくれるところが、カナダの教育者の素晴らしさだと思います。 ―好きな言葉を教えて下さい。 美和:「愛」と「調和」、「可能性」です。争うだけでなく、協力し合って生きていける社会になって欲しいと願っているので、この3つの言葉は私の想いに重なる大事な言葉ですね。 (聞き手・文:小森美由紀) |
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